2003年からは、従来の源泉分離課税方式が廃止になり、基本的には確定申告が必要な申告分離課税方式に一本化される。同時に、税金を減らすための特例制度や、個人投資家の事務負担を減らす特定口座制度が設けられた。これにより、新証券税制では、投資家の選択の余地が大幅に広がった。詳細は本書に譲るが、投資家はさまざまな場面で、より有利で便利な方法を選択することが可能になったのである。
しかし、この制度はかなり複雑であるがゆえに、予想外の税金を取られる可能性や、申告時に大変な手間が掛かる可能性がある。新証券税制を上手に使いこなすためには、「税金を減らしたい」「確定申告はしたくない」などという自分のスタンスを明らかにし、それに合った方法を上手に選択することが大切である。
本書では、投資優遇税制や特定口座のしくみをやさしく解説。確定申告の方法や節税のためのテクニックを、図版や事例、Q&A方式を多用しながら、具体的に説明している。巻末には、全上場銘柄の「見なし所得費」の一覧表付き。マネー誌「ダイヤモンドZAi」のノウハウを生かした1冊となっている。(朝倉真弓)
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「特定講座と確定申告の関係」「節税法」がそれぞれ独立した章にまとまっているのと、年度別の確定申告の注意ポイントがまとめてあるのはグッド。同じ内容、用語の説明が何度も出てきてちょっとうっとうしいけれど、証券税制自体が複雑にからみあっていることを考えると仕方ないかな。
最近株投資を始めた人にとってためになることは、
特定口座の源泉徴収ありを選択すると確定申告しなくてすむという点と
年間通して損をした場合は確定申告しておくと、繰越控除ができるという点ぐらいだ。
それ以外は以前から株投資をしている人向けのことが書かれている。
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