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決壊 下巻
 
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決壊 下巻 [単行本]

平野 啓一郎
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

デビューから10年、平野啓一郎が連続殺人に挑む、新たな代表作誕生!

2002年10月全国で犯行声明付きのバラバラ遺体が発見された。容疑者として疑われたのは、被害者の兄でエリート公務員の沢野崇だったが……。〈悪魔〉とは誰か?〈離脱者〉とは何か? 止まらぬ殺人の連鎖。明かされる真相。そして東京を襲ったテロの嵐!“決して赦されない罪”を通じて現代人の孤独な生を見つめる感動の大作。

内容(「BOOK」データベースより)

“悪魔”とは誰か?“離脱者”とは?止まらない殺人の連鎖。ついに容疑者は逮捕されるが、取り調べの最中、事件は予想外の展開を迎える。明かされる真相。東京を襲ったテロの嵐!“決して赦されない罪”を通じて現代人の孤独な生を見つめる感動の大作。衝撃的結末は。

登録情報

  • 単行本: 402ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/6/26)
  • ISBN-10: 4104260088
  • ISBN-13: 978-4104260089
  • 発売日: 2008/6/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 264,141位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本は、読む人を選ぶ本だ。
ただ、この著者の作品を選ぶ人は、その時点でこの作品に選ばれているような感がある。

日蝕や一月物語と比べること自体ナンセンスだと思うが、現代社会の闇を様々な思想や哲学を
張り巡らせて描こうとしている著者の筆力に脱帽させられる。

内容、文体ともに万人受けするとは言い難いが、ここまで凄惨な展開を最後の最後まで貫徹
されると、読後、一種の清涼感すら抱かずにはいられない。

著書で描かれる殺人事件の被害者・加害者の言動を通して、メディア・警察が認識する被害者・加害者を
実際の被害者・加害者と認識すること自体、滑稽なことであることを辛辣に描いており、
結局、誰が悪魔で、誰が決壊したのか、その判断は読者に委ねられている感がある。

ただ、本を読むことを単純に楽しみたい、と思う人にはあまりにも重いが、
思索を巡らせて本書を読み進めていけば読後の充実感は十分にあると思う。

ある意味良著だと思うが、読者を選ぶ点で☆4が妥当かと。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
それぞれの問題が特に回収されたわけでもないが、
逆に今の現実問題がより一層重く感じられた。
これは今の日本、現実をそのままうつした小説です。

現にそれぞれの問題は解決することなく日々が過ぎている。

終わりは冒頭を反映させています。
それに気がついたときは身震いしました。
結末は、なぜそのような終わり方をしたのだろう。
いや、それしかないな、と。納得。
平野さんもインタビューにて仰っています。
「小説らしい、都合の良い結末は全部疑って、本当にそんなことで済むのかと、最後まで徹底的に問題を掘り下げました。」

エンタメ小説と力んで読むとしんどいかもしれません。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By shinyaosawa トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 読み終えて大江健三郎の「万延元年のフットボール」と同じ読後感と小説の力強さを、体の震えとともに感じた。
 本書における殺人事件の今日性や、「秋葉原」事件を予告したようなテロの時代性を描いていることにも感嘆するが、事件や犯人のすべてが明らかになった後の100ページこそ、作者の最も切実な問いであった。初めは気に入らなかったが、いつの間にか感情移入してしまった主人公「崇」のたどる運命が説得力をもって語られている。
 そしてさらにVTRに残された犠牲者が訴える愛の叫びこそ作者の本心であると確信した。平凡だがその思いの重量に、論理の肥大化した主人公は耐えられなかったのだ。「崇」もまた、現代社会の犠牲者の一人に他ならない。
 絶望的な結末で読者の多数が気に入らないかも知れないが、希望や救いが容易に手に入らないことを理解し受け入れていると思う。終わり方はあれしかない!
このレビューは参考になりましたか?
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これは私たちが生きる世界そのものだ
「お台場で自爆テロ」という設定は過激過ぎて現実味が薄いかもしれませんが,「中学生による殺人」や「センセーショナルなマスコミ報道」「警察の横暴」など,今の社会に対し... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: たろ☆
ドストエフスキーには全く及ばない
この作品の『二... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 景欧ボーイ
フィクションです。ですが、本当の話かと錯覚してしまいそうになります。
あらすじ

「悪魔」によって人生を狂わされた人々が壊れていく様が描かれます。

感想... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 美味しんぼ
長い長い一人語り
評判は良いみたいですね。
出版された頃、新聞の書評に載ってました。
ただこれは小説ではなくエッセイだと思います。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/10 投稿者: 明日から夜ふかししない
下巻だけ読んだが
下巻だけ購入したが、途中から飛ばし読みになってしまった。登場人物の会話や思考が長すぎてかなりウンザリした。また残酷な殺人や大量殺人が起こる割には現実感がなく、引き... 続きを読む
投稿日: 2009/7/10 投稿者: シンジロウ
“決壊”する日本。
読み終わってしばらく放心してしまいました。
著者がタイトルに込めた意味に、じっくりと向き合うことを強要されるように。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/27 投稿者: Kiyofumi M
難解。
読み終えての率直な感想は、”難しい本に手を出しちゃった”です。
上巻の途中では、あまりの難しいお話に読み飛ばしてしまったほど。... 続きを読む
投稿日: 2008/11/24 投稿者: ひつじ♪
この社会に必要な才能ですが…
... 続きを読む
投稿日: 2008/10/23 投稿者: ミシシッピかずみ
センセーショナルですが、
舞台は2002年の日本、普通の家庭を築いた平凡な(もちろん様々な悩みもあり、兄に対する憧れとコンプレックスや、仕事の悩みも抱えている)弟と、能力が高く人から一目置... 続きを読む
投稿日: 2008/9/25 投稿者: cobo
難解ながら、文明批評小説の力作
吉田修一が『悪人』を書いたように、同じ純文学系の平野啓一郎が「殺人事件」をモチーフにした小説を書いた、というのでミステリーファンの私としては初めて彼の作品を手にと... 続きを読む
投稿日: 2008/9/20 投稿者: Wakaba-Mark
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