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すべての中高生は、学校の音楽鑑賞の時間ではなく、このCDからクラシック音楽を聴くべきではないだろうか? それくらい、小説家・石田衣良の曲目解説は素晴らしい。さりげなく、押し付けがましくなく、感覚を大切にしているからだ。その一つひとつをここで引用することはできないけれど、若い男性層の圧倒的な支持を得た「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの作者が、執筆時のエピソードや裏話も楽しく披露しながら、各曲について、とても愛情のこもったオリジナル解説文を書き下ろしている。それだけでも買うに値するアルバムである。テレビドラマしか見ていない、小説はまだ、という人も、このディスクをきっかけに原作小説へと進んでみてもいいと思う。
それにしても、いま文学にとって、音楽が人間の生理や感情に直接及ぼす影響・力というものは、無視できないくらいますます重要なものになってきているのかもしれない。バッハからライヒまで、オーケストラからピアノや室内楽や合唱まで、とても幅のあるコンピレーション・アルバムとして完成されている点も見逃せない。(林田直樹)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
直木賞作家、石田衣良の小説『池袋ウエストゲートパーク』シリーズに登場するクラシック音楽の中から、石田が全面監修して選んだコンピレーション・アルバム。ライナーノーツももちろん石田が執筆。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
最新刊『反自殺クラブ』も好調の、直木賞作家・石田衣良の人気小説『池袋ウエストゲートパーク』シリーズに登場するクラシック/現代音楽を集めたコンピ盤。石田衣良が1曲ずつコメント、その曲が登場する小説の一節も抜き出してあるうえ、曲解説も載ったライナーが超親切設計。“このアルバムからスタートして”“クラシックと恋に落ちる”(ライナーより)若いリスナーが出てくると、まだまだクラシック業界は面白くなるはずだ。その昔、村上春樹の影響でジャズを聴いた若者のように、ね。きっかけは~IWGP♪ (上田健二) --- 2005年05月号