あの江頭2:50による初の著書。
しかも、知る人ぞ知る映画マニアである江頭の、いつも通り全力投球な映画本です。
スポンサーや業界の意向なんぞ完全に無視して、「良いもんは良い、悪いもんは悪い」
と命がけ・フルスロットルで突き抜けていきます。
芸風の通り、内容はある意味過激です。
映画への愛が深すぎるがゆえ、納得がいかない部分には歯に衣着せなすぎな酷評も
与え、しまいには「こんなの観に行くな!」とまで言い切ります。
恐らく「北朝鮮映画とは何か」なんて色んな意味で彼にしか書けません。
基本的に語り口調で展開されるので、テレビやラジオほどではないにせよ
やはり下ネタは随所にちりばめられています。
この辺が生理的にダメな人には胸を張って薦めづらい部分はありますが
この本は決してそれだけではありません。
いやむしろテレビでしか江頭を知らない人にこそ、彼を毛嫌いしている人
にこそ読んで欲しい本と言い切ります。
彼の批評スタンスはこの本の「まえがき」の一行に凝縮されています。
「たとえウ○コな映画だろうが、オレはそれをエサにして生きているハエだ」
決して作品を上から見ず、謙虚な姿勢で、我々庶民の目線で展開される批評には
テレビでしか彼を知らない人は良い意味でショックを受けること請け合いです。
全国ネットのテレビ局での、スポンサーの顔をうかがった「映画評論家」の
わざとらしいベタ褒めに辟易していた人、待望の1冊と言えると思います。
何よりこの内容で1200円は安い!!