とりあえず小田扉の本を買おう、と思って本屋をうろついていたらこの本に出会いました。
まずこういう漫画は珍しいと思います。
というのも、本作は明らかにギャグマンガであるというのに、
読み終えるころ、
これはミステリーだったんじゃないかと妙な気分になってくるからです。
一冊丸ごと小さな仕掛けになっているのかもしれません。
さて、この作品には主人公というものがいません。
でもその役割を果たすものはちゃんとあって、それが江豆町なのだと思います。
それほどこの物語は江豆町というちょっと可笑しくて、
今風に言えば“ありえない”町を中心に展開します。
祭り、犬像、地図、囚人・・・
どれもこれも涙がでるほど忍び笑いさせられるものが多すぎて
小田扉とはなるほどこういう作家なのかと痛感させられます。
僕が一番―と思ったのはじゃんけんでしたが。
巷で話題の小田扉ですが、これは絶対お勧めの一冊です。
でもやはり電車の中で読むには絶対にお勧めできない一冊です。
とりあえず小田扉の本が読みたくて、本屋をうろついているなら、買うべきだと思います。