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江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫)
 
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江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫) [文庫]

江戸川 乱歩 , 千葉 俊二
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大正末期、大震災直後の東京にひとりの異才が登場、卓抜な着想、緻密な構成、巧みな語り口で読者をひきこむ優れた短篇を次々と発表していった。日本文学に探偵小説の分野を開拓し普及させた江戸川乱歩(1894‐1965)の、デビュー作「二銭銅貨」をはじめ「心理試験」「押絵と旅する男」など代表作12篇を収録。

登録情報

  • 文庫: 376ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/8/19)
  • ISBN-10: 4003118111
  • ISBN-13: 978-4003118115
  • 発売日: 2008/8/19
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 甘口
形式:文庫
 収録されているのは「二銭銅貨」、「D坂の殺人事件」、「心理試験」、「白昼夢」、「屋根裏の散歩者」、「人間椅子」、「火星の運河」、「お勢登場」、「鏡地獄」、「木馬は廻る」、「押絵と旅する男」、「目羅博士の不思議な犯罪」の12篇。もちろん乱歩にはほかの選集もありますし、文庫版の全集もあるわけですが、この短篇集はなかなかよい選択ではないでしょうか。乱歩をちゃんと読んだことがないけれど読んでみたいという人が、最初に手に取るのに適しているように思います。
 大正から昭和初期にかけての東京を舞台に展開するサディズム、マゾヒズム、フェティシズムに満ちた暗い物語世界が、じゅうぶんに堪能できます。鏡やレンズ、人形への執着ぶりは、やはり特に印象深いですね。既にレビューされているとおり、解説の文章も充実しています。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
江戸川乱歩の少年探偵団ものや通俗長編を読んで、「エログロ大衆作家」(探偵小説愛好家の中にさえもこの様な評価をする人もいますが)という一面的な印象を持っておられる読書家に読んで頂きたい作品集です。その意味で、岩波文庫に収められたのは乱歩ファンには嬉しい限りです。

乱歩の短編には、推理サスペンス系と怪奇幻想系の作品群がありますが、この短編集は2つの作品カテゴリーからバランス良く選択された12編を収載しており、乱歩短編の紹介としては悪くないと思います。

ただ、ちょっと代表作を読んでみたいという方には、新潮文庫の『傑作選』の方がお勧めです。そちらは9編しか収録されていませんが、価格も安いですし、「二廃人」「赤い部屋」という初期の佳作や「芋虫」という衝撃作を含み、どちらかと言えば推理サスペンス系の選択が多い構成になっています。

また、本格的に2つのカテゴリーの短編群を読んでみたいという方には、『江戸川乱歩全短編』3巻(ちくま文庫)が適しています。残念ながら、こちらは現在、品切れになっているものもあるようで、全巻揃えるには古書店から買うことになりそうですが。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By raywayne トップ500レビュアー
形式:文庫
新潮文庫からで出ている乱歩傑作集と大分重なっているようですが、個人的には、“目羅博士の不思議な犯罪”を収録しているこちらを押したいです。 確か私が始めて読んだ大人向け乱歩で、その幻想的な犯罪の手口、残酷だけどなぜかあとあとまで尾を引く結末など、他の作品同様、若い人たちにも読んで欲しい佳作です。 また他のレビュアーの方も仰っていますが、解説も秀逸ですね。

とかくお堅いイメージの強い岩波文庫から乱歩傑作集が出ているというのは驚きでした。 乱歩初期の短編の数々は大正末期に発表されたはずで、その頃岩波文庫というのはまだ創刊されていませんでした。 発表後およ90年の時を経て、ようやく岩波同時代の作家・乱歩も古典の仲間入りを果たしたー、ということなのでしょう。 考えてみれば、90年も読み継がれるーというのはやはり大変なことです。 偉大な作家だったんだと、改めて痛感させられました。 あと数十年経ったら松本清張も入れられたりしてー。
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