吉原ものでハマった飴あられさんの新作は江戸ものでした。とても面白かったです。
「木守り」 明るくて気立てのいいお金持ちのお嬢様、お久万は年頃なのになかなか縁談がまとまらない。そんなとき、ある貧乏侍に出会い…。
「甘露梅」 もともとは武家のお嬢様だったあさぎ。しかし家が没落してしまい、遊郭に売られ、遊女になってしまう。ある日、桶に閉じ込められた若者を見つけ…。
「迷子石」 親とはぐれ、町名主のもとで暮らすことになった幼い少女、おタマ。町名主の息子はいつもおタマにいじわるばかり…。
「赤い信女」 未亡人から生まれたということで後ろ指を指される美弥と、彼女に仕える征一。二人は想い合っているが、美弥が名誉ある結婚をすることを願う征一は身を引き…。
どれも面白いですが、特に好きだったのは「木守り」と「赤い信女」でした。「木守り」はヒロインのお久万がとにかくかわいい。素直に応援したくなる恋物語でした。「赤い信女」は切ないけど、ハッピーエンド。二人の秘めた想いが伝わってきてよかったです。
吉原もののときも思ったんですが、人物はもちろんのこと、着物や小物が綺麗。歴史ものっていいなあと思いました。
次も歴史ものだといいな。楽しみに待つことにします。