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江戸の性風俗 (講談社現代新書)
 
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江戸の性風俗 (講談社現代新書) [新書]

氏家 幹人
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

「性」のありようから江戸時代を読みかえる「肌をゆるす」とはどういうことだったのか。猥談の効用、高貴な人々の性、男同士の絆、恋と色のゆくえ。史料を自在に繙き、「性」の営みから語る江戸の精神史。

内容(「BOOK」データベースより)

猥談に興じ春画を愉しむおおらかな性。男色は輝きを失い恋は色へとうつろう。性愛のかたちから江戸精神史を読みかえる。

登録情報

  • 新書: 220ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/12/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061494325
  • ISBN-13: 978-4061494329
  • 発売日: 1998/12/18
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:新書
 前作『武士道とエロス』に続く徳川時代から明治期にかけての日本人の性愛観の変遷を記した極めて興味深い書物です。

とりわけ男女両色のバランスの変化が見事に描かれていて面白い本と申せましょう。つまり、徳川時代の前半までは男同士の「恋」のみが我が国における唯一の恋愛であったのに、衆道の衰退によって武士の世界から「恋の拠り所」が奪われてしまった事実など、読んでいてたいそう参考になる作品です。文章も読みやすく優れて流麗な筆致で記されています。

 近年、タイモン・スクリーチの『春画』や葉文館出版の『江戸の色道』など日本の性風俗を客観的に述べた書物が次々に上梓されているのは極めて好ましい傾向かと存じます。貧しく偏狭な性愛観しか持たなかったヨーロッパ世界とは異なり、男色・女色のいずれにも偏らずに生きた我々の祖先たちの豊かな性生活の奥行きの深さを教えられたような気が致します。是非どなたにも一読をお奨めします。

このレビューは参考になりましたか?
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
現代日本の恋愛が西洋から輸入されたものであることは周知の事実だが、
ではそれ以前の日本人の性愛はいかようなものだったのか?
歴史学者である筆者によるすこしアングルを変えた日本の中、近代論。
序盤は読んでいて結構しんどいかもと思ったのだが
慣れてくると特に中盤以降、3,4章あたりからは終りまでおもしろく読めた。
「わかって楽しい新書」として最適だと思う。

江戸時代まで町民はおろか武家の団欒でもあけっぴろげに「猥談」が
語られていたというのはおもしろい事実だ。
つまり、西洋の性愛が恋愛であり
メンタルなもの(精神的な絆を求め合うもの)であったのに対して、
明治以前の日本では性愛とはフィジカルなもの(性交しなければ愛なんてない)だったということだ。
だから肌を求め合うことはそれが正しい間柄であるならば、なんの後ろめたさもないし、
下ネタも決して男女の秘め事ではなく、それ自体愛情表現だったのだ。
そのほかにも春画や男色、情死などさまざまな江戸時代の性愛のありかたが学べる。

知的好奇心を書き立てられる一冊。
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