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江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか? 落語でひもとくニッポンのしきたり (小学館101新書)
 
 

江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか? 落語でひもとくニッポンのしきたり (小学館101新書) [単行本]

田中 優子
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

落語に息づくしあわせな生き方を再発見する

Aさんが財布を落とした。中には三両という大金。Bさんが拾って届けたが、Aさんは受け取らない。一度懐から飛び出た金はオレのものじゃない、この金で酒でも呑め! ところがBさんも頑固だ。冗談じゃねェ、拾った金をネコババするようなしみったれた了見なら、とっくに棟梁に出世してらァ! 意地の張り合いから殴り合いになり、大岡越前の裁きを受ける--『三方一両損』という落語には、金と出世を嫌い、「宵越しの銭を持たない」江戸っ子の生き方がよく表れている。
金を貯めるなんざぁ江戸っ子の恥、というわけだが、蓄えもなしにどうして日々の暮らしが成り立ったのか? 古典落語32席を丁寧にひもといてゆくと、仕事とお金との正しい関係、隣どうし助け合う暮らしが見えてくる。
大ヒット企画『落語 昭和の名人 決定版』好評連載に大幅加筆。江戸学の旗手・田中優子(法政大学教授)による、初めての「落語論」。人生に「勝ち」「負け」はない、自分ひとり幸せになる魔法もない--落語の登場人物がリアルに浮かび上がり、現代を生きる人々に語りかける、「しあわせ」への道しるべです。

編集者からのおすすめ情報
一般社会からドロップアウトしそうな「与太郎」や「粗忽者」が、なぜ落語界ではスーパースターなのか。その理由がよくわかり、落語通にもオススメの一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

金離れがよく、物事に執着しない「江戸っ子」の美学は、どのように育まれたのか?落語に息づく人々の暮らしをひもとけば、現代人が忘れてしまった、まっとうな「しあわせ」が見えてくる。江戸の社会・文化を渉猟し、現代への明敏な批判としてよみがえらせてきた気鋭の江戸学者が世に問う、初めての本格的「落語論」。

登録情報

  • 単行本: 222ページ
  • 出版社: 小学館 (2010/6/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4098250845
  • ISBN-13: 978-4098250844
  • 発売日: 2010/6/1
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
まず最初に、本書は落語論ではないと思う。小学館で出た「昭和の名人」というCDつき雑誌のコラム?欄を加筆したもので、カラーの図版がない分、落語論ぽくはなっているが、あくまで江戸時代と現代との比較時代学(という分野があるのかどうか)と読んだほうがいい。 現代はあらゆるものが豊かになったはずなのに、どうして人は不幸だとばかり感じるのか、著者は様々な著作でその原因をさぐろうとしているようだが、今回はそれが「落語」をキーワードにしているように思う。 そしてそれが落語的人物を通してみる(たとえば与太郎や若旦那、おかみさん、ご隠居、職人、商人などなど)と、いかに現代人が人間を多面的に捉えようと腐心してきたかがわかる。その結果、大人は大人らしく、子どもは子どもらしくといったくくりができなくなって、落語はわかりにくくなってきたのだなあ、と思った次第。 本書で最もこころに残ったことばは、「世間のために働く」ことが、与太郎でも自分が「社会の役に立っていると」思えるのである。という部分だった。
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By ahum
形式:単行本
副題が、落語からひもとくになってるんだけど
それは余計だったようにも思う。

表題について、様々な文化、社会的見地から
考察を加えればさらに面白かったように思った
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本は落語の演目をもとに江戸時代の風俗、概念を紹介しています。金銭感覚や男女関係、吉原から信仰、住宅事情まで。落語についてはある程度知識がないとわかりづらいかもしれないですが、軽く紹介されているに留まるので、これを機に落語についても知りたいと思えるようになると思います。江戸っ子の考え方、環境が分かりやすく、読みやすくまとめられています。
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