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江利子と絶対
 
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江利子と絶対 [単行本]

本谷 有希子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

23歳の才能、衝撃のデビュー作!

この年齢でここまで書くか。この年齢だから書けるのか。――朝日新聞文芸時評 関川夏央氏

悪意、ユーモア、溢れる想像力。
やっぱり、おもしろくなければ文学じゃない!

引き籠もりの少女・江利子と“絶対”と名付けられた犬のコンビが繰り広げるぬるい日常を、姉の視線から描く表題作『江利子と絶対』。

頭髪に問題を抱えた中年男・多田と、その隣人の帰宅を生垣に潜んで待つ女、アキ子。ふたりの悲惨な愛の姿を過剰なまでのスケールで描き出した『生垣の女』。

問題児でいじめっ子の波多野君と、その手下の僕と吉見君。3人の小学生が迷い込んだ、窓のない屋敷は……。手に汗握る殺人鬼との攻防を描く、ホラー傑作『暗狩』の3編を収録。

内容(「BOOK」データベースより)

引き篭もりの少女・江利子と、“絶対”と名付けられた犬のコンビが繰り広げるぬるい日常を姉の視線から描く表題作『江利子と絶対』。頭髪に問題を抱えた中年男・多田と、その隣人の帰宅を生垣に潜んで待つ女・アキ子。ふたりの悲惨な愛の姿を過剰なまでのスケールで描き出した『生垣の女』。問題児でいじめっ子の波多野君と、その手下の僕と吉見君。3人の小学生が迷い込んだ、窓のない屋敷は…。手に汗握る殺人鬼との攻防を描く、ホラー傑作『暗狩』の3編を収録。

登録情報

  • 単行本: 206ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/10/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062119277
  • ISBN-13: 978-4062119276
  • 発売日: 2003/10/1
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本谷さんの小説デビュー作を含む3作が入った短編集。

デビュー作だけあって小説が若い。文章が若い。
まぁ正直言って「生きてるだけで、愛」や「不抜けども、悲しみの愛を見せろ」の方が、完成度も密度も高い。

けれども若さの中にやはり本谷流ありって感じで、コミュニケーション能力が極端に欠如した人物描写が抜群にうまい。

あと相変わらずタイトルは秀逸。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yochisa
形式:文庫
新進戯曲家の小説デビュー作とのことで、期待して読んだ。

確かに、思わず次を読みたくなるプロットの面白さはある。
「〜のような」が多用された強引な比喩も、書き割り的ではあるけれどマンガのような平らで輪郭のやたらはっきりしたビジュアルを生み出すのには役立っている。
ただ、それがこれでもかこれでもかと畳み掛けられると、面白さよりも押しつけがましさに息苦しくなってくる。

3作の中では、『暗狩』に一番興味を覚えた。
楳図かずおと昭和初期の探偵小説が混じったような、劇画調のおどろおどろしさがそこここに見られる。
暗闇の中で主人公が自分の心の闇と向き合うあたりはいいことが書いてある。15行くらいだけど、そこはなかなかの名文。
しかし、冒頭から物語を追ってここにようやく辿り着くと、「ああ、この作家はこれが言いたくてこの小説を書いたんだなぁ...」、ということがあまりにもあからさまに見えてしまうのが難点。しかも小学生である主人公に心の奥の闇を語らせるのにはやや無理があり、結局はこの主人公の少年が作家の代弁者=作家自身に収束してしまうのが残念だった。

いつまでも小説の世界の中にとどまっていたいような、その小説の時間に何度でも戻って行きたいような、深く香しい小説がある。本谷氏の小説は、それとは正反対に、とっとと読んで、なるべく早くその世界から逃れたいような小説。私は前者のような小説が好きなのでちょっと辛かったが、単純にストーリーの面白さを求めるなら、十分に読み応えがあるし、若い書き手の荒削りの息づかいも魅力といえば魅力だ。

小説の方はもういいかな...とついつい思ってしまうが、本業の演劇の方は機会があれば一度くらいは見てみたい。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By makko
形式:文庫
「生きてるだけで、愛」は既読で、本谷有希子という作家に興味を持ったので、
こちらの作品を手に取りました。
「江利子と絶対」「生垣の女」は、想像出来る作風でしたが、「暗狩」は、
ホラーやサスペンスに分類されると思われる作品で、どんどん引き込まれ、
あっという間に読み終えました。
本谷有希子さんという作家(&劇作家)の多才さにすっかり魅了されたので、
これから全作品を読破したいと思います。
機会があれば、観劇にも足を運びたくさせた一冊です。
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最近のカスタマーレビュー
痛いしグロいがうまい
文学というには非常に漫画的かもしれないし、痛くてグロい。
でも、うまい。... 続きを読む
投稿日: 11日前 投稿者: ショコラ
私にはグロすぎでした。。
怖かった、、、。変というより、イっちゃってる。面白くはないが忘れられない本です。

2作目は理解不能というかグロすぎ。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: のんちゃん
ちょっと怖い。
短編三作。
三作ともちょっと世間からは外れてるひとを観察するひとが主人公。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: peko_015
最高に笑える純文学。
ダメ人間描写の天才、本谷有希子の短編小説集。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ひこくろ
作者の個性が際立つ表題作が秀逸
本谷有紀子の初期短編集。「江利子と絶対」は両親に匙を投げられたひきこもりの妹をひょうひょうと受け止めている姉のスタンスがいい。「絶対」は拾ってきた犬の名前で絶対に... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: kirin70
知らなくても良いこと
『江利子と絶対』『生垣の女』『暗狩』の三作品を収録したものです。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/22 投稿者: h
時代と現代人を抉った本書も傑作
今、出身の演劇界以外でも大きな注目を浴びている一人
本谷有希子の初期小説作品集。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/18 投稿者: アジアの息吹
才能に出会ってしまった・・
とは、本谷有希子を読んでしまった、と同義を成す、と言っても
さほど大袈裟ではないかと思う。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/19 投稿者: bookstore , EmonS
ゾクゾクさせられた小説
あとがきにも書いてある通り、この三編の話はジャンルがばらばらで見事に統一性がありません。... 続きを読む
投稿日: 2007/10/18 投稿者: ハンチング
衝撃の処女作
本谷有希子を知ったのはオールナイトニッポンだった。開始当時の挙動不振で自己嫌悪丸出しのしゃべりに、「きっと腹の中にとてつもない闇を抱えてるにちがいない」などと感じ... 続きを読む
投稿日: 2006/7/29 投稿者: こおろぎ
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