《山岸凉子スペシャルセレクション2》
以下、収録作品です。
・汐の声(しおのこえ)
・天鳥船(あめのとりふね)
・八百比丘尼(やおびくに)
・笛吹き童子
・蛭子(ひるこ)
・鬼
これらの作品に共通するのは、親と子の因縁から発生する様々なカタチの物語です。
オカルトやSFにより表現される人間の恐怖は、リアルでかなり後を引く。
ほっ、と胸を撫で下ろす作品は『笛吹き童子』くらいです。
『鬼』に至っては、心して読まなければ大打撃を受ける。
大飢饉の貧村にて口減らし(歴史的な事実の有無はさておき)が行われた過去と
現在、親と蟠りがある若者との時を越えた掛け合いから導き出される「ゆるし」には心が震えた。
普遍的な人間の真理を感じる。
ズドンと腹に重みがのしかかるような素晴らしい作品は
これから先も読み継がれていってもらいたいものです。