弟が「部屋片付けよう」と言ってきました。
弟が「運動しよう。一緒に歩こう」と言ってきました。
そうそう簡単に人間変わらないんだよ。
何をするにしてもなんとなく干渉してきました。
でも「いんじゃない?」「うん。そうだね」と軽く肯定するだけでした。
突き放したいのか、私を変えたいのか、どっちなのだ。
半端な気持ちで関わってくるんじゃないよ、そんな風に思っていました。
兄が読んで、父が読んで、なんか読んだ後に頭を抱えて唸っていた本が、居間にありました。
それは弟が買ってきたこのほんでした。
なんとなく手にとってぱらぱらっと読んでみて、読みやすかったので読んでみることにしました。
この本には「リーダーを育てる方法」というよりは「人を人として認め、尊重し合う」ステップの手助けが記載されている様に思えます。
過去の多くの名言をとりあげ、「この人はこう言った」と順序よく投げかけてくれます。
大事な一言には太字で見やすく。決して押し付けがましくない優しい言い方で伝えてくれます。
一章一章を読むごとに、弟がどんな気持ちで自分に接していてくれた少しずつ分かってきた気がしました。
半端な気持ちなんじゃない。むしろ自分のことを信頼して接してアプローチをかけてきてくれていたのだと思うと、少し涙が出ました。
この本を読んで、今まで自分が接してきてくれた「素晴らしいと思える人」を思い出します。
《あぁそうだ。あの人はこんな気持ちで自分に接してくれていたんだ。だからあの人を、自分は好きなのだ。》
といった過去の「なんとなく感じた好意」の謎解きにもなったりしました。
そして、これから出会っていく数多くの人々に「こう接していこう」と学習することもできます。
「過去の自分の尊敬する人」を理解し、これからの自分を育てていくことで、その人に近づくことが出来ると思います。
そしていつか「誰かが尊敬してくれる人」になることが出来るかもしれません。
この本を見て、他人に優しくなる気持ちと自分に厳しくなる勇気をほんの少しずつ頂いた気がします。
この本に出会えたことに感謝の気持ちを。
おしつけがましく渡してきたわけでもなく、居間に置いていた弟の気持ちにも、応えられる様になりたいです。