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290 人中、270人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
感動の名作,
レビュー対象商品: 永遠の0 (ゼロ) (単行本)
子どもの頃からわりと戦争に関するノンフィクションを読んできたので、多少の知識はあるつもりでしたが、航空隊の最前線がこれだけ緻密に描かれたものは初めて読みました。フィクションではあるのでしょうが、かなり正確な調査の上で書かれたフィクションなのでしょう。緻密に書かれていると思いますが、百田さんの文章は、気がつくとかなり読み進んでいます。
絶対に生きて帰ると言い続けた主人公が最後は特攻で死んでしまう。戦後60年過ぎた今、彼を知る生き残りの元兵士たちの口を通して、それぞれの人の目に写った通りに語られていきます。じわりじわりと浮き上がってくる人物像。しかし、絶対に生きて帰ると言い続けた主人公が、なぜ特攻で死ぬことになったのか、わかるようでなかなかわからない。私は読むスピードがとても遅いのですが、この作品は一気に読めました。読み終わって数日経ちますが、まだ、次の本に手が伸びません。いまだに余韻に浸っています。40代後半の私ですが、人生観が変わりそうなほどの衝撃を受けました。
245 人中、220人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
少年飛行兵だった伯父が飛行機に乗った夢を見たそうです,
By
レビュー対象商品: 永遠の0 (ゼロ) (単行本)
この本を昭和3年生まれで少年飛行兵だった伯父にプレゼントしました。感想を聞いたら、その夜、久々に練習機に乗った夢を見たそうです。
伯父は琵琶湖周辺の基地で練習をし、特攻機に載らずに終戦を迎えたそうです。そんな伯父が孫から「じいちゃん、特攻隊ってテロなんだって」と云われた時、学校に抗議したそうです。 「特攻隊は決して一般市民を狙ったものではない、テロと一緒にするな」と。
222 人中、196人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
絶好のタイミングで,
By
レビュー対象商品: 永遠の0 (講談社文庫) (文庫)
あとがきにあるように日本がクレイマー社会となり果て、金ばかり要求するみっともなくさもしい時代が到来している。そんなタイミングにこの作品に出会えてよかった。
特攻隊という題材に引きずられることなく、冷静な分析と静かな強い決意に満ちたストーリーに何度も涙した。 内容の素晴らしさはほかのレビューに譲るとして、中でもマスコミに言及した個所に強い共鳴を覚えた。 ペンは剣よりも強し、と豪語しながら、ペンの暴力については不問にし続ける卑怯極まりないジャーナリズム。 ろくでもない質問しか用意できない幼稚さを棚に上げて他者を上段から非難し糾弾する彼らにはうんざりしている。彼らは、戦争を引き起こした一権力集団であった。 軍人を戦犯呼ばわりする資格はない。 自らを総括すらできなかったジャーナリストたちはそのまま大きな顔をして戦後社会を破壊させていった。 現代日本にあふれるおかしな定義の「弱者」を作り出したのも彼らだったのだろう。 読後、生まれて初めて靖国に出向いてみた。 彼らの残した「遺書の行間」をせめて受け止めたいと思ったのだが、とても受け止められるものではなかった。 ただ、ただ涙して彼らの冥福を祈ることしかできなかった。 生きるとは、過酷なものである。 それは戦争のあるなしには関係がない。どう生きるか。どんな生き方を選ぶか。 清々しさと凛とした魂に満ちている作品。
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