哲人種族の柩を追って謎のクリスタル惑星に辿り着いたテラナーの真相究明の戦いを描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第181巻。本巻の執筆者は、師匠と弟子の競演ダールトンとフォルツです。けだものの末裔モーグ種族はクレスト4に追跡装置を仕掛け、シンチラ星系の惑星に降りたテラナーと哲人種族オケフェノケースに襲い掛かる。
『永遠の生命の塔』クラーク・ダールトン著:テラナーの協力でモーグ族は撃退される。激しい戦闘により戦死した32体のオケフェノケースは、ガラスの柩で宇宙に葬られて行く。アトランは柩の役割に疑念を抱き、ホーレ少佐たちに命じてコルベットKC−1で追跡させる。やがて銀河中枢部でダイヤモンドの様に輝く謎の惑星モノルに導かれる。『狂者と死者』ウィリアム・フォルツ著:テラナーに理解を示した哲人種族の賢者オカチューが死亡した。一方クレスト4船内で惑星のハイパー放射を浴びて狂人と化した物理学者ペリオ博士が艦外へ脱走し、オカチューの遺骸が収められた柩に自ら替わりに入り込み宇宙空間へと送り出される。
我らがネズミ=ビーバーのグッキーも御年600歳になり最近は疲れやすく死の影に脅えていましたが、クリスタル惑星の塔の中で金色の放射(生物物理学的ハイパー再生)を浴び、精神構造はそのままで古い肉体を分解し新しい肉体が再生されて若返り元気に復活します。故松谷健二氏のあとがきは、野良犬のお話です。去年の秋に一人で近くの山に出掛けられた時に、山道で一頭の中ぐらいの大きさの日本犬を見つけました。近寄ると逃げ去り、次に更に大きな黒犬が現れ仲間の後を追いました。飼犬が野生化したのだなと推測され警戒しつつ山道を探し二時間後元の場所に戻ると、道端に子供のカモシカの食い荒らされた死骸を見つけました。落ちのつけ方に苦労されて、これがもし人間の死体だったら腰を抜かしたかな、と結ばれています。