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永遠の歴史 (ちくま学芸文庫)
 
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永遠の歴史 (ちくま学芸文庫) [文庫]

ホルヘ・ルイス ボルヘス , Jorge Luis Borges , 土岐 恒二
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

時と永遠、比喩と象徴、主題と変奏、それは「原型とその反映」であり、また「一と多」でもある。永遠、象徴、主題は原型であり、一である。時と比喩と変奏は原型の反映であり、一の多様な形象である。永遠に対する時間の世界、一語に対する多語の世界を探求し造形することこそが、人間的な営為の本源にほかならない。20世紀の世界文学に屹立する鬼才ボルヘスの文学・思想の根源を示す、珠玉の哲学的エッセイ集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ボルヘス,ホルヘ・ルイス
1899-1986年。アルゼンチンの小説家、詩人、批評家。ブエノス・アイレスで生まれる。早くから作家を志し、第一次大戦前後、ヨーロッパ各地に滞在し、当時の前衛的思潮であった超絶主義の一員となる。1921年帰国して旺盛な作家活動に入る。短篇小説集に『伝奇集』『不死の人(アレフ)』『ブロディーの報告書』、『砂の本』、詩集に『他者と自身』『暗号』、評論集に『論議』『続審問』など多数

土岐 恒二
1935年生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。英文学専攻。都立大学教授を経て、現在、文化女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 212ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2001/03)
  • ISBN-10: 4480086250
  • ISBN-13: 978-4480086259
  • 発売日: 2001/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 永遠の歴史という本書のタイトルは、ボルヘスの短編集としては、最適な表題であると考える。
 ボルヘスは永遠の歴史をたどる。プロティノスの「エンネアデス」、プラトンの「テアイトス」などから材料を調達し、そのような歴史を構築していく。永遠は、イデアであり、原型の貯蔵庫のようなものであると考える者がいた。永遠は時間という幻影の形相であり、それは時間の積み重ねによっては成立しえない。また、永遠は一瞬の内に、すべてを内包する存在(存在ということが許されれば)であるとする者もいた。これらの永遠に関しての議論は、神学者にとっても無関係ではない。アウグスティヌスやその他の人々もこの問題に巻き込まれたのである。およそ、神や絶対者なるものを論じるのであれば、永遠と付き合う必要があるらしい。ボルヘスは自らの永遠の歴史に関する記述が不十分であり、自らの手元にあった文献のみで書いたことを認め、その点に関して、読者に注意を促す一方で、自らの体験を記すことで、永遠に関する記述も結んでいる。
 本書には、永遠の歴史以外にも、ボルヘスの短編が収録されているが、それらも、永遠の歴史と無関係ではない。訳者が指摘しているように、ボルヘスの関心は、一、原型、神、そして、それに対応する幻影に向けられており、それらの短編に通底するテーマの深さは、大きな印象を読者に与えるかもしれない。
 ボルヘスは難解であると思うのは、私だけではないだろうが、彼が持ち出す、人物、文献の多様さに起因するだけではない。むしろ、それらの材料(断わっておくが、それらの著作を貶める意図はない)から、思考の網を巡らせ、一つの世界観を作りだすボルヘスという人物に起因するのではないだろうか。
 彼の「伝奇集」「創造者」「続審問」すべて岩波文庫、「エル・アレフ」平凡社ライブラリー、「不死の人」白水Uブックスなども参考にして頂きたい。
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21 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
しょぼレヴュ 2005/7/25
By カスタマー
形式:文庫
「ボルヘスの短編はいまいちなにいっているのかわかんなくて難しいけど、彼のエッセイを読めばちょっとは理解に近づけるだろう」なーんて淡い期待を持ってこの本を読んでも、きっと見事に裏切られることだろう(裏切られた)。
ろくに教養のない私は、逆に混乱を深めることになってしまいましたとさ。

十分な教養の下地があると思う方は是非買って、詳しい内容のレビューをお願いします。

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