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永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫)
 
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永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫) [文庫]

天童 荒太
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

母に続き弟まで喪ってしまった優希、母と優希への愛情にもがき苦しみ続けた笙一郎、そして恋人を殺害されてしまった梁平。三つの無垢なる魂に最後の審判の時が訪れる―。十七年前の「聖なる事件」、その霧に包まれた霊峰に潜んでいた真実とは?“救いなき現在”の生の復活を描き、日本中に感動の渦を巻き起こした永遠の名作、衝撃の最終章。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

天童 荒太
1960年愛媛県生まれ。86年「白の家族」で野性時代新人賞、93年「孤独の歌声」で日本推理サスペンス大賞優秀作、96年「家族狩り」で山本周五郎賞、2000年「永遠の仔」で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 345ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2004/11)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4344405846
  • ISBN-13: 978-4344405844
  • 発売日: 2004/11
  • 商品の寸法: 15 x 10 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
『永遠の仔』の文庫版です。文庫化に際し5冊に分かれての大長編ですが、二つの時代の異なるパート(少年少女時代と現代)の絶妙な構成もあり、まさにあっという間に読み切ってしまいます。

単行本発売の年の『このミス2000年版』第1位の作品です。2位以下の作品に東野圭吾『白夜行』、3位福井晴敏『亡国のイージス』、5位桐野夏生『柔らかな頬』、7位奥田英朗『最悪』、15位に貴志祐介『青の炎』等々、そうそうたるメンバー・作品がありながら圧倒的な得票差にて1位を獲得したところにこの作品の底力を感じます。

少子化社会でありながら今でも繰り返される子供への虐待、超老齢化社会の日本が今後も抱える大問題介護、こうした社会問題を正面からテーマとして取り組みこの小説に昇華させた作者の思い入れに脱帽します。
読み進まれた方は殆ど感じられた事かと思いますが、優希と笙一郎・梁平の世界へ入っていく自分がこの5巻目に至ってハッキリと認識できてしまうのです。彼らにとっての幸せな時代は果たしてあったのか、あったとしたらそれはいつの事だったのか....最後の2行の言葉にも触発されて読み終えた今でも考えさせられてしまいます。

文庫の『永遠の仔』を読んで非常に得した気持ちになった事が2つ。一つは1~5の各巻に差し込まれていた写真と解説からなる作者自身の「製作ノート」、二つ目は第5巻の巻末「文庫版あとがき」です。
製作ノートはこの作品に対する天童荒太さんの思いと苦労が忍ばれ、併せ具体的なイメージとして『永遠の仔』の描写が浮かび上がってきます。
文庫版あとがきは人に寄りそう子と書く仔の字を敢えて使用したという裏話などに加え、膨大な量の参考文献が紹介されており、こうした事柄からこの作品に対する作者の思い入れがもの凄く伝わってくる内容として◎でした。
そうした意味からも単行本しか読まれていない方も文庫化されたこの作品を再読される価値が充分あると強くお奨めします。

この大作は私にとって大人としての責任をより強く意識させてくれた事と人間はいつまでも子供なのだ、という相反する事実を知らしめてくれた事に敬意を評して★5つ。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
作者の代表作品。
直木賞の選考では、選考委員の大先生方に「作品が長すぎる」「子供同志の会話が子供らしくない」等々の評価を受けたようであり、実際読んでみると、なるほどその通りである。しかし、その不器用さゆえ、読者に強いメッセージが伝わっているように思う。作品自体は過去と現在に起きた殺人事件を軸に展開するミステリーとなっているが、まず作者が作品を通して伝えたいメッセージがあり、その表現方法としてミステリーを選択したように感じた。とにかく「力」がみなぎった作品である。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By taiper VINE™ メンバー
形式:文庫
よくこの作品は感動巨編と書かれたりしているが感動はしない(僕はしなかった、衝撃は受けたけど)。緻密に練られた伏線がだんだん一本の太い線になっていく展開力はすごいし、読んだらほとんどの人がハマって、寝る間も惜しんで読んでしまう作品だと思う。

ただ、ラストが結局誰一人過去のトラウマを本当の意味では乗り越えられなかった事が非常に残念だ。同じような体験をした全ての被害者の為にも誰か一人でも完全にトラウマに打ち勝ち今を生きる姿を見せて欲しかった。
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最近のカスタマーレビュー
絶対に読むべしです。
今まで読んだ本の中でベスト3に入ります。
文庫本で5冊ですが、皆さんがレビューで書かれている通り、... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: bouya
人生の辛苦を感じる、けれど 羨ましい
長い長い小説ですが、全巻一気に読み終えてのレビューです。
本当にひどい話です。誰も幸せにならない。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 黒連星
涙なしでは読めない
児童虐待がテーマで
涙なしでは読めない作品。
ハッキリ言ってすごく重い作品。
その他にも、アルツハイマー、介護問題、等... 続きを読む
投稿日: 2009/10/29 投稿者: 雪
悲しくて、悲しい結末
たった一つの言葉を、
誰かに言ってもらいたい。

でも、
それは、
だれでも言いわけではない。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/5 投稿者: teeakira
とにかくいい。
この本に託されているのは<生きる>という事。生きる意味でも生きる価値でもない、もっと端的で根本的な意味での<生きる>。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/17 投稿者: 鮎川亜佐美
ミステリーとしては・・・
私としては何となくミステリーとしては中途半端な印象が…。
虐待される子供達の心情は痛いぐらいに伝わってきて、苦しいほどです。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/1 投稿者: kororin_00
感動の
 最終巻。
 やっぱり子供時代の話がよい。
 いやぁ、ミステリーしてましたね。こんな感動したミステリは久々です。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/1 投稿者: するめいか
永遠の仔とは永遠の業
この本は、現代社会を浮き彫りにしつつ、1人の人間の生まれ持っての業、逃げられない業をしっかり書いている小説です。著者も書いていましたが、たとえどんな酷い子供時代を... 続きを読む
投稿日: 2005/5/16 投稿者: chihero
結末に失望
作者が考え抜いて描いた結末なのであろうが、個人的にはもう少し救いのある終わり方であってほしかった。現実はキレイごとではないのは判っているが、これでは子供のとき虐待... 続きを読む
投稿日: 2004/12/28 投稿者: "シカゴアン"
思う以上に綺麗な幕切れ
 全ての終わりに綺麗な幕切れを。最終的にはラスト二行に繋げる終わり方だったと思う。これがあるから作家は書き続けることが出来たとも書いている。... 続きを読む
投稿日: 2004/11/23 投稿者: バーニング
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