パンズ・ラビリンスで深く感銘を受けたためか、デル・トロが製作に回った
(監督はフアン・アントニオ・バヨナ)ということで、
「なんだ監督違うのか‥」と、少し残念な気持ちで鑑賞したのですが、
どーもすみませんでした、素晴らしいじゃないですか。
クラシックな屋敷のヒンヤリとした雰囲気と格調高い映像で、地味ながらゾクゾクと
させてくれる、実に品のある良質なホラーでした。
これならグロいの苦手な人にもオススメでき‥‥おっと、そうでもない場面がありましたな。
かなり意地の悪いショックシーン(しかも二段重ね)なので注意が必要ですね。
どうでもいい疑問なんですけど、あれって人工呼吸できる状態なんでしょうか‥‥
物語の方はとても悲しい結末を迎えるんですけども、悲しい中でも何か「よかったね」と
言ってあげたくもなるような‥この辺はパンズ〜に通じるものがありますね。
「シモンを見つけたら返す」と約束したうえでラウラに渡したペンダントを
拾った(つまり返してもらった)ことで、カルロスも悟ったのでしょう。
「そうか、やっとあの子に会えたんだな‥」と。
ラストについては、まあ賛否両論あるのもわかります。でも、一人取り残された、
ある意味一番気の毒な気もする当のカルロスがあのような微笑みを浮かべたのだから、
これで良かったんだなって思えました。