登録情報
|
1明らかに文法の基礎ができている人向けだと思われる箇所がいくつか見受けられる。
例えば、それまでまったく触れられていない関係代名詞が接続詞の識別の説明のところで出てきますが、ここで、「そう、これは関係代名詞だね。」と字面に触れるだけで素通りします。これは、「関係代名詞なんて説明しなくても当然知ってるよね。」ってことになるでしょう。
2文法用語や著者による文法造語を説明で容赦なく使う。
この本では、文法の説明やポイントとなる識別の定義づけなどをする上で、文法用語をほとんど噛み砕かないで用いますが、それが著者の造語とあいまって、結構読みづらい箇所がままあります。例えば、
It is easy for us to read the book.と
The book is easy for us to read.
の二文を使って、後者の文のreadが目的語を伴わない状態で文が成り立つ文の定義を著者はこう説明しています。「前出の形容詞を修飾する副詞用法の不定詞に限り、不定詞部分の意味上の目的語が形容詞に対し前置される場合にのみ全体他動詞で不定詞部分が終わることなる。いいかい。」・・・いいかい、て。いくら一般化とはいえ、これはどんなもんでしょう。これを本当に、こんな「基礎的な」文法事項も知らない、文法の初学者、もしくはいわゆる英語難民の人達に説明するために使った言葉だとしたら著者の常識を疑ってしまいます。
見方を変えれば、このように説明せざるをえなかったほど突っ込んだ知識だといことができるので、そうするとやはり、英語の基礎があやふやな人達には向かない本だということができるでしょう。その裏を返せばやはり、英語が得意で大好きで、他の参考書では教えてくれないような知識や考え方を身に付けたい、もっと奥まで行きたい、と思っている人には最も適した本だと言うことができると思います。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|