政策提言ものの本を読み物として面白く読む事が出来た。
最近、藤井厳喜本を続けて読んでいるが、この本は残念ながら内容はいいが、やや「読みにくい」まとまりに弱い、「もう一工夫」を期待したいとも思った本だった。
もっと概念や新しい仕組みを素人が理解できるよう、より図表やチャートなどがあったり、伝えたい内容を「視覚的にも構造が分かる」工夫があると伝わると思う。
内容の理念や考えには大変、共鳴したし考えさせられた。
が、このジャンルの金融専門書や政策系の本を読みなれていない一般のビジネスマンにとっては、途中、やや専門的に長々としすぎていて飛ばしたくなる個所もあった。
調所氏執筆の章はその点、普通に歴史に興味があったり、一般教養的な読み物として楽しくストーリーを読めて面白い。それだけに、ペーパーバックス系でなく、もっと写真や図などビジュアル面でも歴史を知れる本だと良かったと、、そんな若干物足りなさも読後感として感じてしまった。
日本的な経済史や政治史、文化史と同時にこうして未来への提言など現代にも往還的に繋がっているような現実的な書は今後も出していってほしいと期待する。