モニカとの出会いでようやく正式な部隊結成への第一歩を踏み出せたシェルティス。その実力と隠された経歴から、敬遠されがちな彼は、めげずにある少女をスカウトするのだけれど・・・時を同じくして、護士の部隊を壊滅させるほどの圧倒的な実力を秘めた敵が現れる。そのとき、シェルティスは・・・
盛り上がってまいりました!やっぱり、こういうバトルがあるものには、強敵という存在が必要不可欠ですね。その強敵「黄金」のマハですが、実力はまさに圧倒的。相方として現れたイグニドなる男もなにやら幽幻種を用いて暗躍しており、緊迫感が増しています。
新たな隊員候補として登場した華宮という少女もいい味出してます。最初、シェルティスに対し、露骨な不信感と警戒感を露わにしていた彼女ですが、彼の人となりを見ていくうちに徐々に態度が柔らかくなっていきます。マハとの戦闘で傷つきながらも、なお戦うシェルティスのために自らも戦う決意を固める華宮。シェルティスが自分を守るために打ち明けた秘密を受け止め、信頼を返す彼女の姿は印象的です。その後につながるバトルシーンとともに、今巻一番のお気に入りシーン。
ただ、シェルティスは仲間の大切さを理解しているものの、まだまだ自分ひとりで解決しようと無茶をする傾向があるようです。過去に周りが見えていなかったことや、なまじ実力が千年獅クラスのために、仲間を「助ける」ことばかりが頭にあるのでしょうね。そのあたりのさらなる成長が無い限り、まだまだ千年獅は遠そうです。
自分としては文句無く星五つの今巻。ですが、ちょっと残念だったのが、前回登場したモニカの出番が少なかったことですかね。華宮とのことが中心なので仕方ないとは思いますが。次巻から、部隊として動くことになるようなので、今後の展開を楽しみにして待ちたいと思います。