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氷点 続下 (2) (朝日文庫 み 1-4)
 
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氷点 続下 (2) (朝日文庫 み 1-4) [文庫]

三浦 綾子
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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辻口病院院長家族は当時3歳の娘ルリ子を殺され、養女陽子を引き取り育てていた。養母夏枝から、18年前にルリ子を殺したのは実の父親だということを知らされた陽子は自殺を図る。一命を取りとめ、養父啓造から自分は犯人の子ではないという新事実を知ったとき、陽子はより重い罪に悩む…。さまざまな人間関係が絡まり合い、陽子を中心としてそれぞれが人生の道々で「ゆるし」を乞うのだった。

『氷点』では生の躍動に満ちていた陽子が、この続編では一転して魂の半死状態で描かれている。そんな陽子の姿に胸を締めつけられる読者も多いだろう。登場人物がそれぞれにかかわる人を非難し裁き合う姿はそのまま我々の姿に重なり、自身の醜いところを暴かれる感さえ受ける。裁き合う人間同士が真に「ゆるす」ことが可能なのかを著者は問いかける。一度は失ったかもしれない陽子の生を、テーマである「ゆるし」によって再生する様子を本書で描き出すことが、著者の目的だったのかもしれない。(青山浩子) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

人間にとって「許し」とは何か?今日もっとも切実なテーマを鋭く問う会心の代表作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: 朝日新聞社出版局 (1978/06)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 402260154X
  • ISBN-13: 978-4022601544
  • 発売日: 1978/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 11.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「氷点」を読む人は、絶対に「続・氷点」も読んでください。氷点は続編を読んでこそ意味があります。「氷点」では人間の『原罪』についてでしたが、ここで止まってしまっては意味がありません。「続・氷点」では、『許し』がテーマです。人間は罪深いものである、だからこそ許しが必要である、その許しはどのようにしたらなされるのか、三浦文学の原点でもあると思います。泣けます。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By motty
形式:単行本
何気なく『氷点』を手に取り、
面白さと奥深さに一気に読み、
そのまま『続氷点』へと読み進みました。

『氷点』では、原罪とするには、
あまりにも強引な設定であるような気もしましたが、
『続氷点』を読むことで、すべての線が
一つにつながります。
許しを描くことにより、罪の意識が強くなり、
相乗効果によって、物語が
クライマックスに向けて盛り上がっていきます。

人を許すということがいかに難しいか、
許すことの本当の意味、
人が人を許せるのか、など、
一歩間違えると非常に説教くさくなる素材を
嫌味なく小説という形で教えてくれる作品です。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kusyana
形式:文庫
陽子を恋する二人。一人は血のつながらない兄。もう一人は兄の友人。
しかし、陽子は自分の心を決めかねていた。
最終的に、ある事件を理由にどちらかとおつきあいするようになる。
ガ、いかにも明治時代的な「申し訳ないから・・」発想が古い。
大小説のエンディングとしては、残念である。

人生を感じさせるのは、院長に恋する看護婦ガ、悪徳医師にだまされて、玩具にされ、目が見えなくなり、温泉で按摩をしている所に、院長と再会する場面である。
彼女を引き取る踊りの師匠、この人の凛とした生き方は素晴らしい。

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