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「神」中心に生きていたアダムとイブが、「この園の中心にある木の実は
食べてはならない」という神の命令にそむき、サタンの化身である蛇に
だまされて、「知恵の実」を食べます。
食べた時から,人間は是非弁別の能力がつきました。
それと同時に、嫉妬、ねたみ、うらみ、怒り、おごり,うそ、悪心など
エデンの園ではみられなかった「感情」をもつようになりました。
これらの感情にとらわれ、自分だけ良ければいい、という生活を繰り返す。
これが人間の原罪です。
原罪はすべての人にあり、取り去る事はできません。
なぜなら、原罪は人間の外から来るものではなく、内側から来るものだからです。
「氷点」はそれぞれ自分の原罪をさらけだして生きている人がビビッドに
描かれています。
最も清純な主人公辻口陽子にも、これ以上耐えられない「氷点」がありました。
人間が生来持っている悪い心「原罪」を深く考えさせてくれる本です。
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