トリノオリンピックで、日本でも知られたエドヴィン・マルトン(マートン)のCDです。聴けば聴くほどハマる音と曲で、どんなに原曲をアレンジしていても、確かな技術に支えられているので安心して聴けるうえ、原曲が名曲の場合が多いので(それ以外もですが)何度聴いても飽きません。分類はクロスオーバーでしょうか。
ストラディバリウスの美しく澄んだ音色で、ハンガリーが生んだ「天才」が、素晴らしく綺麗な音を保ちながら現代風にアレンジされた曲の数々は圧倒的です。
曲調はクール(格好良い)で情熱的、疾走感のある壮大な曲が多いです。ヨーロッパ的でどことなく全ての曲に切なさが感じられる音色と曲調です。少し物悲しい郷愁を帯びた作品なので、丸みを帯びた音で根本的に明るい穏やかな印象の葉加瀬太郎とは真逆の印象を持ちました。
収録曲はどの曲も甲乙付けがたく、ワクワクする曲が満載です。ドラマチックな曲調と管弦楽が好きな方なら、購入して損を感じることは無いのではないでしょうか。