秦明将軍が梁山泊に加わり、楊志亡き後の二竜山に花栄と共に入寨します。年の功というべきか、官軍との戦でも安心して読んでいられます。何より、そこにいるだけで守られているような父親的存在です。
そしてまた一人、王進の元から史進が少崋山に戻ってきました。若さと強さ故に焦りのようなものがありましたが、すっかり落ち着き謙虚さも身につけたようです。武松は沈黙の中に思いを沈めましたが、史進は以前のように溌剌としていて、晁蓋のような将来の指導者としての器も垣間見られます。
宋江の方は欧鵬、陶宗旺が加わった愉快な仲間たちと一緒の旅が続きますが、青連寺の宋江包囲網とそれを知らせるための王定六の疾走が、次巻への期待と不安を盛り上げます。