名作と出会いました。
北方謙三の本をはじめて読んだけど、
人物の描写、時代、おもい全てが完璧。
19冊もあるけど、一日一冊くらいの勢いでのめりこんだ。
日本人が昔から親しむ中国の歴史(項羽や劉邦、三国志等)、
時代の流れ、戦の勝ち負け、という観点については様々な形での接点がありました。
しかし、北方氏の解釈と表現では、その点だけでなく、各登場人物の想い、葛藤、悲しみ、喜びを
強烈に表現しています。
本作品が、同一テーマを扱うものと一線を画した点だと思います。
私は、やり抜くというか、生き抜くために、自分が何を大事にするのか、
目標達成のための革命家たちのスキームを学んだ気がします。
個人的には、武松・林沖の生き方に強く打たれた。
自分勝手ではあるけど、理不尽に、壮絶なものに打ちひしがれながらも、
何かを残すってことの凄さに感動しました。
作者は苦心して、登場人物それぞれに、強烈な個性を設定しています。
このため、読者毎に共感を訴える登場人物がきっと現れます。
自分の生活・仕事・友人関係に投影でき、いい手本に出来るはずです。
男性に特にお勧めです。