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水木しげるのラバウル戦記 (ちくま文庫)
 
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水木しげるのラバウル戦記 (ちくま文庫) [文庫]

水木 しげる
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

太平洋戦争の激戦地ラバウル。水木二等兵は、その戦闘に一兵卒として送り込まれた。彼は上官に殴られ続ける日々を、それでも楽天的な気持ちで過ごしていた。ある日、部隊は敵の奇襲にあい全滅する。彼は、九死に一生をえるが、片腕を失ってしまう。この強烈な体験が鮮明な時期に描いた絵に、後に文章を添えて完成したのが、この戦記である。終戦直後、ラバウルの原住民と交流しながら、その地で描いた貴重なデッサン二十点もあわせて公開する。

内容(「MARC」データベースより)

ぼくは「第一線」という感じはぜんぜんしなかった。とにかく毎日面白いのだ。もったいないほど幸福な話だ。終戦後描いた絵物語風の戦記など未発表の絵と書下した戦争と南方の人間味溢れるドキュメント。〈ソフトカバー〉* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 232ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1997/07)
  • ISBN-10: 448003286X
  • ISBN-13: 978-4480032867
  • 発売日: 1997/07
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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88 人中、85人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
漫画ではなく,ほとんどのページは上半分が絵、その下半分がその絵の水木先生の解説となっている.この解説がとてもおもしろく,他のレビュアーの方も仰っているが,引き込まれる一気に読めてしまう.不思議な本だ.
これは「水木マジック」と呼ぶべきものかもしれない。
同先生の戦記作品「総員玉砕せよっ!」と舞台は同じだが,あちらは若干の脚色がある.こちらは全く真実のみだそうだ.戦争の無意味さが迫る様に伝わってくるのは両作品とも同じだが,私はこちらの「ラバウル戦記」はそれより,水木氏のタフさに畏敬の念を覚えた.絶望的な状況でも決して絶望しない精神力.片腕を失ってもそれにめげる事無く回りの自然に目を輝かせスケッチせずにはおれぬ活力,生命力,芸術家としての魂の叫び.
特に最後の「トーマの日々」の章で使用されている,実際に当時,現地でわら半紙にスケッチしたという絵の素晴らしさは恐れ入るばかりである.
この本を読むと,自分も含め,現代人はなんとせせこましい事で悩んでいる事だろうか?水木先生の芸術の源泉は~もちろん才能もあるだろうが~何よりそのタフな精神力があってこそではないかと思った.そして,いまやそういう人は少なく成りつつある...お金ができたらハードカバー製本の方を買い直して座右の書籍としたいと思った.素晴らしい一冊だ。
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42 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
内容は内地からラバウルに向う所から始まります。実際の中身は絵日記風の構成で、一ページの上半分がイラストそして下半分が文章になっています。

戦争という非日常的な状態の中での毎日の生活が淡々とかかれています。個人的には、軍隊のキャンプを抜け出し原住民の村に通っていたのが見つかり怒られる、というエピソードが水木しげるらしくとても気に入っています。いわゆるお涙ちょうだい的な感動的なクライマックスなど無いこの本ですが戦争の記録として大変貴重なものである事は確かだと思います。たくさんの人に読んで欲しい一冊です。

水木しげるの絵の方が主に見たいという方へ:

中身は大きく3部構成になっていてイラストのタッチがそれぞれ全く違います。一部目のイラストは著者自身が戦後まもなく日本に帰ってから書き残したもの、二部目はカバーの絵の様ないわゆる漫画風のイラスト、第三部のイラストは終戦後日本へ送還されるのを待つ間現地の士官から貰った紙と鉛筆で書いた貴重なものです。

このレビューは参考になりましたか?
40 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By チャックモール トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
戦争体験というものは、おそらくどんな人のものも強烈で、ゆうに一冊の本として刊行される価値のあるものだろう。
だけど、水木さんのそれはどことなくユーモラスで、あまり類を見ないもののような気がする。

それは、水木さんの「好奇心」の強さに起因するものだろう。
自然の壮大さや現地人との交流一つ一つに目を輝かせる水木青年の姿は、戦争中の話とは思えなくなるくらいだ。

もちろん、これが戦争の真実だというわけではないだろう。
実際にはより悲惨な現実があったはずだ。

だがこの作品を読むと、あの戦争にいったのがごく普通の人々であり、みなそれぞれ様々な思いを抱いていたことを感じさせる。

雰囲気のあるイラストとともに、読みやすくも非常に心に残る作品だ。
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昔の記憶で書いた戦記。若い頃に書いたらどんなだったろうか。
左腕を対オーストラリア戦闘の爆撃で無くしたのは159ページ。後年に書いた部分。後年の絵の方がずっとうまい。戦後すぐに描いた絵は彩色してあるものの色使いが気に入った... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: shimada22
貴重なラフスケッチなど多数掲載
先生が美術学校時代に発表のアテもなく書きためた絵を上段に(部分的にカラー),
その下段に絵の場面の解説をかねた回想が活字で書かれています。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: aquos
悲壮な軍隊生活の中で先生が描いた絵日記
これは小説と言うよりも、絵日記に近いですね。でも、絵は当時描かれたものもあるので、文章は後から書き足した絵日記のような感じです。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ふゆみ
卓越した描写力.当時へタイムスリップした気分だ.
 南方への出発準備から捕虜生活までの絵日記である.... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ホッケープレイヤー
水木しげるの戦中記録
... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: くわもちじんぺい
リアル戦場体験とでもいいましょうか?
戦争の体験談は体験したことが無い人も耳(や眼)を傾けるわけでありまして、頭の中で想像が全くといってできません。映画の場面、テレビとかの画面をやっとこ思い浮かべるそ... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: デコポン ポンポンママ
やっぱり、水木しげるの戦記ものの描写は素晴らしい。
水木しげるの「コミック昭和史」シリーズや「総員玉砕せよ!」を読んだので、重複部分も多いが、やっぱり水木しげるの実体験に基づいた戦記物はおもしろい。(戦死者の話もあ... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: 普通の日本人
絵が最高!
カバー絵からしてウケる。この顔……。

写実的な背景と、漫画的な人間という組み合わせは、... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: ひろりむ
社会的には変わっているが、人間の感覚としてはマトモ
ゲゲゲの鬼太郎の歌は、実は水木さんのユートピア・ソングで、それはこの時のラバウルの原住民、トライ族との交流が元になっています。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/23 投稿者: isiyan
悲観せずに毎日を過ごす事
 毎日をどう過ごすか。悲観して過ごすか。自然に逆らわず日々新たな出会いに... 続きを読む
投稿日: 2008/10/7 投稿者: さつまのOHV
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水木しげる ラバウル戦記 0 2010/08/23
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