正直、最初は「何コレ?」って思いました。特に、序盤の回想シーンは突っ込み所満載でした……。
妻子持ちの男とあっさり関係を持つわ、略奪婚なのに皆からフツーに祝福されまくってるわ……。不倫の恋って、絶対ほとんどの人から反対されると思うんですけど? アメリカでは、略奪婚でも皆当たり前のようにお祝い出来るものなんでしょうか?
正直、回想シーンがカスに思えたので、その時点で観るの止めようかとさえ思ってしまいました……。あんな中途半端な内容だったら、省いた方が良かったと思います。
ただ、しばらく観てみると、色んな人間ドラマや、主人公エミリアの苦しみが浮き彫りになってきて、決して薄っぺらいストーリーではないように思えては来ました。
度々ぎこちない雰囲気になりながらも、徐々に心を通わせていくエミリアとウィル(夫の連れ子)、エミリアの抱えた悲しみから生じる家族間の軋轢、両親に対するエミリアのしがらみ、前妻との対立等々。様々な家族とのぶつかり合いや触れ合いが詰まっています。
そんな中で、過去のしがらみから抜け出せずにいたエミリアが、それとどう向き合うようになるのか? その過程も丁寧に描かれていたと思います。
序盤の回想シーンは全く頂けませんが、そこを堪えて最後まで観た上で評価してはいかがでしょう? 時間を節約したい方は、回想シーンは早送りしても良いと思います。