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水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (角川SSC新書)
 
 

水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (角川SSC新書) [新書]

柴田 明夫
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界は今、危機的な水不足に瀕している。人口増と地球温暖化が加速する中、欧州、アフリカ、アジアでは水不足による紛争が勃発。さらに、水を利権ビジネスと考える巨大企業が、地球の水を支配しようと動き出している。資源、穀物に続いて、最終戦争とも言える水の奪い合いが、世界中で巻き起こっているのだ。水の超大量消費国である日本にも、危機が迫っている。日本人がまもなく直面する水不足の現状と対応策を、総合商社の最前線で活動する「資源」の第一人者が語る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柴田 明夫
1951年、栃木県生まれ。1976年、東京大学農学部卒業後、丸紅入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部(丸紅経済研究所)産業調査チーム長、2002年に同研究所主席研究員に就く。副所長を経て、2006年に所長就任。内外産業調査・分析、産業政策・国際商品市況分析の専門家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 202ページ
  • 出版社: 角川SSコミュニケーションズ (2007/12)
  • ISBN-10: 4827550190
  • ISBN-13: 978-4827550191
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 世界の水不足を展望する本だ。

 著者の別の著書である「食料争奪」に内容が重なる部分が多い点は気になった。しかし こういう重要なテーマで世に警鐘を鳴らす必要があると考えれば 一冊の著書だけに止まらず 繰り返し主張する場があるというのも 一つのやり方だと思う。

 著者は丸紅という日本を代表する総合商社の社員である。昔から資源開発に努めてきた商社だけに 最近の「資源戦争」に敏感でないわけが無い。著者も まずは そういう「商売」の切り口で資源を研究してきた点は想像に難くない。
 但し 今後展望される「資源問題」の難しさは それに乗じて一企業が儲かればよいという話ではないという点を著者が感じている点が行間から滲み出てきている点も読み取れた。

 実際 今後の資源問題は「それに取組むことでその企業が収益を上げて企業価値を上げるべき一事業」というような次元ではなくなりつつある。むしろ 国益 さらには地球全体の星益(という言葉があるとは思えないが)を見据えてどうするかという 政治の話になっていくはずだ。既にロシア、中国といった「遅れて来たランナー」が それを強く意識して 外交を処してきていることも最近露骨なくらいだ。
 その中で 日本という資源貧困国(水ですら本当は不足している点の指摘が本書の白眉だろう)が どう対処していくのか。僕として今後勉強して行きたい分野だ。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 本書は、「安心してはいけない。日本も世界的水不足の影響を受けつつあるんですよ」と教えてくれる警告書だ。

 「水資源」とも呼ばれるように、水は重要な資源のひとつで、地球規模で見ると偏った存在だ。でも、「豊葦原瑞穂の国」とよばれる日本は、水に恵まれた国。そんなの関係ない、と思っていた。
 しかし、日本が実は水資源の輸入国! と言われると驚きが走る。

 キーワードは「バーチャルウォーター」だ。
 この耳慣れない言葉は、実は1990年代前半から使われている言葉で、農産物を作るのに大量の水を使うのだから、農産物の輸入・輸出を「水」の貿易関係として捉える考え方を指している。
 国連が算定した「バーチャルウォーター」の表によると、小麦1キロを生産するのに1,150リットルの水が必要で、コメは2,656リットルである。大量の水を使って育てた牧草や穀類を与えて作る牛肉は15,977リットルと1桁多い。

 食料輸入の多い日本で、このバーチャルウォーター総輸入量を算定してみると、650億立方メートル。(2000年の貿易量で算出)国内の年間の灌漑用水の使用量が570億立方メートルというから、バーチャルウォーターの輸入の方が国内で食料生産に使われる水より多い計算になる。水資源で見ても、日本は自給率5割を切っているのだ。

 大量の水資源消費国として日本は今後どうすべきか、という処方箋も用意されているが、残念ながら、長期的で地味な対策が多い。
 ともあれ、「日本は水不足なんだ〜」と認識を新たにさせてくれるだけでも価値ある一書である。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
最近、資源問題についての著書を矢継ぎ早に発刊している柴田氏が、本書では「水資源」について警鐘をならします。
一見、水が豊富にありそうな地球でも淡水はごくわずか。しかも地域的・時期的に大きな偏りがあり、枯渇化が進んでいるといいます。そして、水不足が穀物・食糧に与える影響を指摘しつつ、食糧の多くを輸入に頼る日本は食糧を育てるのに必要な水(バーチャルウォーター)の大輸入国であり、水資源が豊富な割にその活用が他の先進国に比べ十分でないことを問題提起します。
内容としては、「水資源」そのものにフォーカスしたのは本書前半と最終章のみで、中盤あたりから地球温暖化や穀物需給に関する内容が中心となります。水に関連するテーマとはいえ、他の著書(例えば「食糧争奪」)で触れている内容も多く、テーマを広げすぎの感があり、論点がぼやけてしまったのが残念です。
最終章で、「水環境の高度化」に向け日本がすべきことを提言していますが、この辺りこそ、もっと具体的に掘り下げて欲しかったところです。
まぁ、新書の性格からいって、限界はあるんだろうと思いますが。
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最近のカスタマーレビュー
新書として
新書としての限界を感じる本でした。

もうちょっと掘り下げて説明してくれるとたのしかったかなあと思います。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: moriyuka0202
新書としては価値がある
水問題を知るのにはよい。
最後に参考文献がないので,気が付いたものを記録する。

世界の水資源と食料生産への影響... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: kaizen
入門書なのに話が広すぎる。
... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: ビヨーク大好き
世界は水不足。
著者は丸紅経済研究所所長で、
内外産業調査・分析、
産業政策、国際商品市況分析の専門家だそうです。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: noki-noki
外国に生命の源である「水」を依存していてよいのか
資源や食糧に関する著書を多く出されている柴田明夫さんの著書。柴田さんの著書で初めて読んだのは06年出版の「資源インフレ」だったと記憶する。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/24 投稿者: 松南洋
内容が拡散しています
著者の本業が調査業務なので、多くのデータを元にした客観的な内容になっているのですが、水の話をしているのか環境問題なのか、食糧問題なのかよく判らない内容になってます... 続きを読む
投稿日: 2008/6/23 投稿者: けーすけ
水問題入門編
しょせん新書ということで、水資源問題についてあれもこれも(グローバルな意味での)が満載されているので、深みは無い。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/30 投稿者: 黒木 学
タイトルと中身のギャップに???
最近話題の「水」のタイトルに釣られて読んでみた。書いてあることは確かにホントなんだが、あまり新しい情報は無し。私が「水」の中身に期待し過ぎたのかもしれないが、結局... 続きを読む
投稿日: 2008/2/18 投稿者: east-ender
日本の水資源
まあ言ってることは正しいし、水についての理解を深めるには良い本なのだが。
終盤、日本の水政策についての提言は“?”... 続きを読む
投稿日: 2007/12/29 投稿者: 毒ギョウザ
過度に煽っているのでは?
たしかに今後、本で描かれているように(温暖化にしろなんにしろ)気象の変化で水が足りなくなった地域では水を欲するだろうし、国内の人口が増えれば水の必要量も増加するだ... 続きを読む
投稿日: 2007/12/17 投稿者: フランスパン
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