この感覚は、自分が一番純真だった頃に夢中で読んだ幾つもの物語に感じていた物です。
登場人物達はコメディよろしくパワフルに、タフにドタバタとやってるのに、年を取ってくすんだ自分の心を洗い流す様に入って
来る、タイトル通り『水』を思わせるストーリー。この組み合わせはとても心地良いです。
作品の中に、あっけらかんと性描写もありますが、これも世代を繋いで先の時代へ向かう『人間』の逞しさと見るものでしょう。
……どう取るかは自由でもいいと思いますが(笑)
色々と行き詰まり、あらゆる事に『否定』がつきまとう現代に反して、緩やかに、しかししっかりと『未来』を肯定していく時間。
この作品で、そんな世界に浸ってみるのも決して悪い気分じゃありません。