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水平線の向こうから
 
 

水平線の向こうから (単行本)

堂園 晴彦 (著), 葉 祥明 (イラスト)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

もしも死が間近にせまり、愛する幼い子を残して先立たなければならなかったとしたら、あなたは我が子に死をどのよう伝えますか?――本書は、この重く切ないテーマを、感動的な物語と葉祥明氏の美しいイラストで綴る絵本である。

原作は、この5年間に約400人の臨終に立ち会った医師である堂園晴彦氏で「先立つ親が心残りのないように、そして子どもが愛する人の死から一日も早く立ち直り、前向きな人生を送れるように」との願いを綴ったという。

物語の舞台は南の島。その浜辺で、主人公の藍(あい)という女性と恋人が、藍の思い出の海を眺め、たたずむシーンから始まる。空と海の澄みきったブルーの世界、イエローの光りの回想シーン、そして感動的な結末へと色の変化とともに展開していく。

死は、その人の存在を消すのではなく、船が水平線の向こうに消えるように、見えなくなるだけ。――愛する人、かけがえのない人と読んでいただきたい一冊である。



内容(「BOOK」データベースより)

生と死を間近でみつめてきた医師が、澄みきった美しい絵の世界とともに本当の死の意味を綴る、心ふるわす感動の物語。

登録情報

  • 単行本
  • 出版社: PHP研究所 (2002/06)
  • ISBN-10: 4569622429
  • ISBN-13: 978-4569622422
  • 発売日: 2002/06
  • 商品の寸法: 21 x 15.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 488,177位 (本のベストセラーを見る)

    カテゴリーランキング:

    56位 ─   > こども > 作者別 > 外国の作者 > ヤ・ラ・ワ行 > 葉祥明
    431位 ─   > 人文・思想 > 哲学・思想 > 死生観
    37068位 ─   > アート・建築・デザイン

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5つ星のうち 5.0 見えないけれど、感じる・・・, 2004/9/16
この絵本では母親が子供をおいて亡くなります。母親は自分の死を覚り、子供に死がどういうものかちゃんと説明します。
「船に乗って海の向こうにいきます・・・いなくなるのではなくて、見えなくなるだけ・・」
その後、実際に母親が亡くなってから子供は悩みながらも死を理解していきます。

もしも母親が説明していなかったら、子供は死を絶望的なものでしか理解できなかったでしょう。

私は子供を亡くしています。子供の死を考えるとき、この絵本のように「あの子はいなくなったのではない。見えないだけ。見えないけれど、心で感じることはできる。」と考えています。

命あるもの皆いつかは死にます。自分が死ぬときに残された家族が死を受け入れられるよう、死を覚ったときにはこの絵本のようにちゃんと説明すべきなのではないかと思います。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本当の生きる意味を教えてくれる, 2005/4/17
人として生まれ、いつかは死んでいく。
でも、その間に大勢の人にめぐり合い、その人たちの記憶の中にいつまでも生き続けることができる。
特に肉親の場合、身近な風景の中にいつまでもその人を感じ続けることができる。
死の意味から、生きる意味を教えてくれる。そんな作品です。
子どもから、大人まで、誰もがわかりやすい言葉で「死」を正面から見つめています。
「人は死ぬる日に向って生きている。」という、他の小説で読んだ言葉を改めて思いかえしました。
著者は、ホスピスの先生。いくつもの生死の場面を見つめ続けているかたです。
絵は、「地雷ではなく、花をください」で有名な画家・絵本作家です。
パステル調のやわらかく明るい絵が感動の涙を誘います。
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5つ星のうち 5.0 死を前向きに捉え、子どもの心に届く言葉で語った美しい絵本, 2006/8/25



 絵本『水平線の向こうから』を開くと、南の小さな島と海、そして、青空が一面に広がります。幼くして母親と死別した藍が、15年の歳月を経て、母親の生まれ故郷である南の島を恋人とともに訪れます。真っ青な海と透き通る青い空・・・母親との思い出の地を訪れ、大人になった藍の心に鮮明に甦る記憶、癌を患い長い闘病生活を経て、死期が迫った母親が、8歳の藍に語った死とは・・・。

 死は、その人の存在を消すのではなく、船が水平線の向こうに消えるように、見えなくなるだけ。

 8歳の少女・藍の心に届く言葉で、癌という病が、そして、やがて母親に訪れる死が語られています。15年前の藍の深い悲しみと現在の藍の幸せが交錯して、感動的な結末が訪れます。
 南の島の海、空、夕陽、そして、回想シーンを描く葉祥明氏のイラストが美しく、死というものが明るく浮き彫りにされています。絵本の原作者は、産婦人科の医師であり、鹿児島にてホスピス機能を備えた診療所「堂園メディカルハウス」を開業している堂園晴彦氏。絵本の中に、氏の「先立つ親が心残りのないように、そして子どもが愛する人の死から一日も早く立ち直り、前向きな人生を送れるように」との願いや「未来につながる死を教える物語書きたい」という思いが満ちています。
 人間である限り、生老病死には必ず向き合わなくてはなりません。自分の死、そして、愛する人やかけがえのない人の死にどのように向き合ったらよいのでしょう。それは、人生最大のテーマではないでしょうか。
 『水平線の向こうから』は、「死」というテーマに真正面から取り組み、子どもの心に届く言葉で、その意味を綴った絵本です。読み終えて本を閉じた時、得体の知れない感謝の気持ちに満たされて、無意識に祈りの手を組んでいました。「死を前向きに捉えながら生きていく」ことを学ぶことができる絵本ではないでしょうか。堂園晴彦氏の『それぞれの風景』(日本教文社)と併せて、お勧めします。
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