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153 人中、132人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「あるある」を信じてた人は「水商売」にも気をつけよう!,
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レビュー対象商品: 水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書) (新書)
「左巻先生、よくぞ書いてくれました!」と、快哉を叫びたい気持ちです。科学の心得(科学リテラシー)が多少でもある人がこの本を読めば、巷にあふれる怪しげな「水」商売の何処がどうインチキなのかが良く分かります。最初の章は抱腹絶倒しました(と同時に空恐ろしくなりました)。他、色んな名前の水(πウォーター、クラスターの小さい水、トルマリンを使った水…)のいい加減ぶりを概観できます。(昔流行った"アルカリイオン水"は名前が変わっていたんですね...これは驚き!) また豆知識にも富んでいます(例:食品の酸性・アルカリ性の意味)。問題は、科学リテラシーのない読者が本書を手にとって読むだけの好奇心と理解力を持ち合わせているかですね。その意味で、水の物理的・化学的説明は文章だけでなく、イラストなどを多用しても良かったかも(特に本の前半、ここは文章がずっと続くので。氷が出来る仕組みなどは図解も入れた方が親切では?)。あと、巻末に怪しい水商売やエセ科学に関するWEBサイトを紹介しても良かったかも。(『水商売』を『ウォッチング』しましょう) また、エセ科学に騙されないための一般論も解説しても良かったのでは?(カール・セーガン著「人はなぜエセ科学にだまされるのか」の『思考キット』など。相関関係と因果関係の違いが言えない人は要注意ですょ) 以上を総合して★4つです。 (注:『 』部分はGoogle検索すれば見つかります)
35 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
水を題材にはしているが、合理的・科学的な思考を啓蒙する良書,
By MM (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書) (新書)
同志社女子大教授による、水を題材にした科学リテラシーの啓蒙書。『水にありがとうと言うと美しい結晶ができる』と主張する江本勝氏の書を根拠のない疑似科学として糾弾しているほか、『体にいい○○水』を謳い文句にした”水商売”についての注意を喚起している。180ページ程度に文字数を抑え、一部難解な言葉はあるものの、可能な限り平易な文章を心がけていることで、中高生以上であれば2〜3時間で読破可能。本書は水についての基本知識と悪徳商法を糾弾する内容となってはいるものの、基本的には科学リテラシーの書であり、超常現象を題材にした菊池聡氏や安斎育郎氏と立場は同じである。本書のメッセージは、心地よい響きの謳い文句に短絡的に騙されずに、合理的・科学的に物事を考える習慣を身につけることが重要であるとしていることである。先の商法に騙される人の知性レベルに併せた内容でわかりやすく記述されている点も良心的である。 敢えて難点を述べるならば、似非科学を糾弾する根拠として、具体的なデータを挙げなければ場合によってはまさに”水掛け論”になってしまうと思われる点があること。たとえば、○○水はいいことが科学的に証明されたとする発表にたいし、そうではないことが○○研究所によって確認されたという記述のみではややパンチ不足であるように感じた。それぞれの根拠・データを並べて検証するような内容の方が先の問題点を解決でき、より読者も納得できるように思う。この点において、菊池聡氏の『超常現象をなぜ信じるのか』にすこし劣る。また、やや値段が高めかなと感じた。 以上考慮して、星4つの評価。ただし、科学リテラシーの書を読んだことのない読者には星5つの価値で薦められる入門書。
84 人中、72人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
非常に良心的な反論の本,
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レビュー対象商品: 水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書) (新書)
最近、「水」についての奇妙な説が横行していましたが、それに対しての非常に良心的な反論の著作です。ちゃんと科学的な観点から書かれています。教育の現場にまであの非科学的な話が持ち込まれていたことには、驚きを禁じえません。 ぜひ本書を参考にして、良心を再度目覚めさせてほしいものです。理性を取り戻しましょう。
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