それぞれの人生のケーススタディの辛い部分を、生きる力に変えていく。
第1章から第5章までの短編集になっている。
中で、一番心に残ったのは第5章(七草編)
それぞれの人生に(ある女性)となって介入してくる「水の鳥」
この存在が主人公達に人生を振り返る、或はやり直すきっかけを与えるのだが、
非常に心に残った言葉がある。
第5章で主人公の同級生として関わる女生徒(水の鳥)
彼女が言った言葉。(一部会話を抜粋)
「竹宮くん・・・」
「何?」
「あなたはね・・トロッコに乗せられてしまってるの・・」
「トロッコ?」
「ハンドルもブレーキもないトロッコよ・・ただひたすらスピードを上げるしかない」
「何言ってんだよ」
「聞いて・・ハルヒ。あなたは個人主義で・ひとりで生きていくのが自由だと思ってるけど
個人(ひとり)なんて・・・ただの点なの。二人になればそれが(線)になる・・
でも、それがいくら増えても線が面になるだけ。もうひとつ大切なのは・・過去と未来。
その線が加わって初めて・・空間ができるの。
ほんとうの自由は・・・そこにしかないの」
第5章は、正直ドラマか短い映画を観てるような話でした。
水の鳥 (ヤングサンデーコミックススペシャル)