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水の環境戦略 (岩波新書)
 
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水の環境戦略 (岩波新書) [新書]

中西 準子
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

生きるために必須の水.55億の人がこの地球上で生き,なおかつ環境を保全するためには,水とどうつきあえばよいのか.つねに現実を動かす政策論を展開してきた水問題の第一人者が,長年の成果を初めて集大成し,さらに新しい提言をおこなう.水の安全とは何か.途上国の開発をどう保証するか.市民と行政におくる熱いメッセージ.

内容(「BOOK」データベースより)

生きるために必須の水。55億の人がこの地球上で生き、なおかつ環境を保全するためには、水とどうつきあえばよいのか。つねに現実を動かす政策論を展開してきた水問題の第一人者が、長年の成果を初めて集大成し、さらに新しい提言をおこなう。水の安全とは何か。途上国の開発をどう保証するか。市民と行政におくる熱いメッセージ。

登録情報

  • 新書: 226ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1994/2/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4004303249
  • ISBN-13: 978-4004303244
  • 発売日: 1994/2/21
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 116,446位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:新書
新書の棚の左から無作為に20冊買ったなかの1冊。

で、結論をいうと、あたり!である。

人口の増加、工業発展、途上国の開発などによる

水不足や水質汚染がいわれて久しいが、

本書は、資源量の観点、循環利用の観点、水質基準の観点から

水資源利用の現状を検討し、リスク管理の重要性を説いている。

夏の渇水時期でも農業用水路にはとうとうと水が流れている。

田舎ではよく見られる光景なので別段不思議に思ったこともなかったが、

水道が給水制限をしているのに、なぜ用水路には水があふれているのか。

確かに妙だ。

これは利水権を適切にコントロールできていないことが原因であるという。

水不足の原因は実は絶対量の不足ではなく、利用効率が最適化されていないことによる、

という事実をはじめて知った。

また水質基準の章では、有害物質の基準値の決め方が非常に難しいことも知った。

例えば、水道に含まれるある有害物質の許容量を決めるのに、

発ガン率が10万人に1人、というレベルにするとしよう。

この基準値を実験で測定する為に必要な実験動物はなんと600万匹。

費用も1兆円を超えるという。

従って、現在の基準値は推定値。

誰も直接証明していない。あくまでも仮説なのである。

書名の「水の環境戦略」はなじみのない言葉だが、

単に企業や行政の不備を告発するということではなくて、

上手にリスクをコントロールしながら、

人間の活動と水資源の保護を両立させるための戦略を考えよう、

ということである。

新書の醍醐味は、その道の専門家による一般向けの啓蒙にあると思うが、

その意味で本書は新書の王道をいくものである。

環境問題に関心をお持ちのかただけでなく、

この方面にまったく興味も知識のない方にも、

純粋に知識欲を満足させられる一冊としてお勧めできると思う。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hikoiti
形式:新書
熱いメッセージとか書いてあるけど本当に熱い!!
10年近く前の本なので情報として少し古い感じはありますが、
現代の日本が抱える水問題について恐ろしくなるようなことが書かれています。
でも、おそらくこれが現実だったのだと思いますし、
これだけの内容の多くが改善されたとは思えません。

是非この本を多くの方に読んで欲しいと思います。

なぜなら、21世紀なった今だからこそ
自分たちの後に続く世代にかけがえのない自然を残す為に、
今知っておきたいことがここにかかれていると思うからです。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
”地域環境問題”と”地球環境問題”との違い。
塩素消毒とオゾン消毒を用いた水道水。
水道水のリスク管理。
水利権と渇水問題との関連性。

一部の利権を守るためだけに、どれだけの犠牲が生じていたのか。
意識を改める必要性を感じました。
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最近のカスタマーレビュー
やや古いがリスク管理の考え方がよく分かる良書
本書は上下水道や工場排水処理のあり方をリスク管理の視点から論じている。
本書のほとんどが上水道の水質管理について書かれているが、私が印象に... 続きを読む
投稿日: 2009/6/7 投稿者: to be or not to be
水問題を考える上で必読の本
本書は今から15年も前に書かれたものであるが、述べられていることには未だに新鮮さが残っている。フェーズルールと呼ばれる著者独自の考え方は環境問題を考える上で非常に... 続きを読む
投稿日: 2009/3/4 投稿者: SaTuHi21
この理性的な議論が受け入れられるのはいつだろうか
『環境リスク学』の著者、中西準子氏の岩波新書。河川水の利用と汚染について、現状の体系的な記載と整合性のある提案を行った良書である。『環境リスク学』に比べると、デー... 続きを読む
投稿日: 2008/3/14 投稿者: shibchin
充分に納得
水というと味や水質だけが語られるが、この本は水の全く新しい側面を見せられ、しかも論証もきちんとして納得できる。水問題は水の乏しい地域や発展途上国の問題と見られがち... 続きを読む
投稿日: 2003/10/24 投稿者: ケイケイ
はっきりしててわかりやすいリスク/ベネフィット論
中西準子、イイ!論がすごく明確でわかりやすい!この論に反論するならやるべきことは、一般的な調査ではなしえない、量的には微量で試行の数は膨大な、各組織に応じた専門的... 続きを読む
投稿日: 2002/10/17 投稿者: やぎ
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