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水のなかの蛍 (集英社文庫 い)
 
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水のなかの蛍 (集英社文庫 い) [文庫]

池永 陽
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

悲しい過去を持つ少女に、僕は恋をした。
堕ろした子供に捧げるような文章を書いた蛍という少女。同じ暗い過去を持つ僕は彼女に惹かれてゆき、一緒にダイナマイトで心中する約束をする…。究極の「愛のかたち」を問う切なくも感動の物語。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

誰もが過去を引きずっている。みんな悲しい思い出を持っている。都会の片隅に、大切な人とはぐれた人々が住む古い洋館アパート・風見館、訳あり客が寄り添い合う喫茶店・前奏曲がある。そこに住み、そこに入り浸る、お人好しなだけが取り柄の大学生は、堕ろした子供のもとに行きたいと願う謎の女子高生と出会う。ダイナマイトで一緒に死んでほしいと言われた。まっすぐで純な愛のあり方を描く長編。

登録情報

  • 文庫: 408ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/4/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087466930
  • ISBN-13: 978-4087466935
  • 発売日: 2011/4/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 841,850位 (本のベストセラーを見る)
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贖罪の物語 2008/9/12
By 夢追い虫 トップ1000レビュアー
形式:単行本
登場人物すべてが生きることに疲れてて、諦めてて、自分を責めてて、読んでいて気分が萎えそう。
しかもそれぞれの抱えてるものがハンパないくらい強烈で、洒落になんないくらい負のオーラが充満してる。
でも、不思議なことに読み口は重くない。
ページをめくるのが苦しいほどの暗さは充満してるのに、なぜかスルスルと読めるのが不思議です。
何かを抱えて贖罪の気持ちで生きている人たちだから、傷をなめ合い、寄り添って生きているのだろう。
こういう人だからこそ優しくなれるんですよね。

ツワモノぞろいの人物の中でもひときわヤバのが「イイコさん」。
この人の人生・顔のこと・・・なんかトラウマになりそうです(-_-)
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By 諷太
形式:文庫
勘にすぐれた方なら『水のなかの蛍』というタイトルからだけで本書の内容を推測される方もいらっしゃるかもしれません。

古ぼけた西欧調のアパート「風見館」に住む住人と、津村というマスターが経営する喫茶店「前奏曲(プレリュード)」に集まる人々には共通した過去が存在しています。 その過去を償う為に生きるべきなのか、それとも死ぬべきなのか。共通の過去を持った「風見館」の住人と「前奏曲」に集まる人々の考え方や答えはそれぞれの意志のもと、まちまちに転じます。

本書を読破した時点で、鋭い光が差すような明瞭な希望を体一杯に感じることはできないかもしれません。 しかし、胸の奥に残る答えは「死ぬこと」なのではなく、「生きること」であると感じることができると思います。 後悔が過去にあったとしても「死ぬ」ということが、その精算にはならないし、かと言ってその後悔を引きずりながら生きていくことをその精算にしなければいけないというわけでもない。 その後悔を胸の奥底にそっとしまっておきながら、時にその悲しみがふと現れてしまった時には、まるで蛍が行き交う澄んだ水のほとりにそっと佇むようにしてそれを見守ってあげるような生き方でいいんだと教えてくれる暗い文面には反比例した前向きな本だと思います。

要所要所で次を読みたくなるようなハプニングや出来事も本書にはあり、文章もしっかりとしていてそういった面では読みやすくボリューム感も感じられると思います。
このレビューは参考になりましたか?
By
形式:単行本
本屋でふと帯の「心中」という言葉が目に入り、つい買ってしまいました。
自分もつい最近「心中」を実行しようとしてしまったものですからこの言葉に
強く惹かれたのかもしれません。

内容は前の人も書いている通りとても重いものです。

色々な、でもどこか似たようなところがある過去を抱えた人物たちの生き方を
鮮明に描いた作品です。

読んでいて考えさせられることが沢山あり、また考えを改めさせられました。

確かに深く、重い物語ですが終わってみれば不思議と呼んでいた時の重たい空気は
なくなっていました。

興味を持った方は一度、読んでみるのもいいかもしれません。
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