今、ネット上で話題になっている「HAARP」「ケムトレイル」についての情報を集めたものである。
序章では、「環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約」が国連主導で締結され、1978年に発効していること、第1章では気象兵器や地震兵器につながる実験や技術の数々を紹介し、第2章から本題に入って行く。
HAARPは、合衆国国防総省の施設である。客観的な事実として存在している。名目上は「高周波能動オーロラ研究プログラム」の名前の通り、研究が目的ということになっているが、HAARP関連特許で気象操作などの軍事利用目的への言及があるのであるから、実際にそのような使い方をされていると考えるのが当然だろう。
この本は客観的な情報を集めたものであり、明確な結論は述べていない。しかし、HAARPに関しては特許や関係者の発言などから、軍事利用されている可能性が極めて高いという印象を受けたのに対し、ケムトレイルについては、各種組織が多様な目的で空中散布実験を行なってきている、という事実はあるものの、それが軍事利用されているかどうかについては何とも言えない、という判断をせざるを得ない内容だ。両者について「影の支配者による陰謀だ!」という結論を期待していた人にとっては物足りないであろうが、これを書いただけで著者が不審な死を遂げるのであるから、貴重な情報であることは確かだ。
読者の方々には、今後の新たな情報に期待しつつ、冷静に客観的な事実に基づいて真実を推測していって欲しいと思う。