一見説明が多く、わかりやすく思えるのですが、実際に読んでみますと余計な情報や説明が目につきます。図表もそれほどわかりやすいとは思えません。
例えば、かなり昔の予報士試験に微分方程式が多少は出ていたからか、微分方程式にもスペースを割いています。ですが、最近の予報士試験では出ませんし、その知識が必要なわけでもありません。
要するに、テキストとしては説明に無駄が多くしかも不十分、問題集としては問題が少ない・・・コンセプトが中途半端です。これ1冊ですべてすんでしまう切れものならそれでもよいのですが・・・。
私は何冊かのテキストを読みました(この本も目を通しました)が、結局は別のよくまとまったテキストの方をメインにしました。なお、このテキストは例題が比較的多いので、例題だけを拾っていく方法は考えられます(その場合でも別の問題集の方がよいでしょう)。
ちなみに、偏微分方程式ですが、著者の新田先生(元気象庁長官)がお書きになっている他の気象予報士関連著書のいずれにも偏微分方程式に紙面をかなり割いていますから、もしかすると今の予報士試験に対する「問題提起」?