学科試験のテキストはいろいろと出ているが,実技試験対策としては問題演習中心のものが大半で,きちんとまとまったテキストはあまり見あたらない.このような状況下で,本書は本のタイトル通り実技テキストの標準となるのではなかろうか.
体系的な内容の豊富さ,そして説明の詳細さは十分学び甲斐のある本だといえる.
ただしぱらぱらとめくって読める本ではない.むしろ読み進みにくいテキストである.それは基本的に学科試験と比べてはるかに高度なことを学ばなければならないのが実技試験ということなので当然のことかもしれない.
難点をいうとふんだんにある天気図などの図が,縮小されすぎで私にはルーペなしでは読めないことが多かった.いやルーペで見てもつぶれて読めない記号などもある.また初版の宿命ではあるが,誤植がとりわけ図の番号や説明に多いのも読みづらさに輪をかけている.