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気候変動とエネルギー問題 - CO2温暖化論争を超えて (中公新書)
 
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気候変動とエネルギー問題 - CO2温暖化論争を超えて (中公新書) [新書]

深井 有
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商品の説明

内容紹介

科学的根拠が薄弱な地球温暖化二酸化炭素犯人説。代替エネルギーの最前線を紹介し、温暖化対策という莫大な浪費に警鐘を鳴らす。

内容(「BOOK」データベースより)

地球温暖化の議論をリードしてきたIPCCがスキャンダルに揺れている。温暖化を印象付けるためのデータ操作や、不都合な報告の黙殺など、あるまじき行為が明るみに出た。本書では、気候変動の真因を最新の知見から解説、さらに化石燃料を温存する上で必要な、バイオマス、核融合など代替エネルギー技術の最前線を紹介する。震災復興が急がれる今、莫大な国費を根拠薄弱なCO2削減策のために浪費することは許されない。

登録情報

  • 新書: 268ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/7/22)
  • ISBN-10: 4121021207
  • ISBN-13: 978-4121021205
  • 発売日: 2011/7/22
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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By 西山達弘 トップ500レビュアー
これは衝撃的な本である。
われわれ日本人が、なかば科学的に裏打ちされた常識として受け入れてきた二酸化炭素排出による地球温暖化は、多くの疑問点が示される。
何より、IPCCによる捏造の疑惑が持ち上がっている。
加えて、巨額の排出権取引やこの理論を原子力の推進に使おうという政治的な動きに使われていた側面もあった。
二酸化炭素の排出を今のペースで進めていっても、海が吸収し植物も多くを吸収するために、一定の割合に達して平衡状態に達するともいう。
また世界的にも、すでに地球温暖化論は完全に主役の座から引きずりおろされており、地球温暖化法も相次いで否決されているという。

むしろ、地球へ降り注ぐ銀河中の超新星爆発で生じた放射線の量が太陽活動の周期による変動によって雲の発生が変化するために、温暖化と寒冷化の周期が引き起こされるという説が有力になっている。
この知見は、デンマークの気象学者スヴェンマークによって発見され、太陽活動と宇宙線との相関を示すデータも数多く見つかっているとされる。
さらには、億年単位の超長期の変動については銀河における太陽系の渦状腕との位置関係から導き出される宇宙線の量の変動によって説明できるという。

本書の後半ではこれからのエネルギー問題についても、詳しく解説している。ここでも、著者の主張は歯切れがよく明快である。
将来のエネルギーとして有力なのは、太陽光を一次エネルギーとして電気または水素を二次エネルギーとし、エネルギー貯蔵をして流通させるシステムと、バイオマスを発展させた植物エネルギーの有効利用であるとする。
核融合技術については、トカマク型は天文学的な予算を使う割に実用化のめどは立たず、むしろアメリカが点火一歩手前まで進めているレーザー型に注力すべきである。

われわれ日本人は、もしかしたら二酸化炭素による地球温暖化という天動説に騙されてきたのかもしれない。
われわれの「常識」を今一度検証する時である。
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 科学的で論理的な筆致により、地球温暖化のカラクリと原発の問題を一刀両断に論じている。
この二つの問題は実は密接に関係しているようだが、どちらも科学が政治によって歪められた産物である。
科学者サイドは研究費の欲しさから、政治サイドは温暖化の危機を煽り、原発を推進することで
莫大な権益が発生する。両者の利益が一致した結果、お互いが手を握ったのである。

 現在日本が100年後の温暖化対策のために年間1兆円もの資金を投入しているというが、これはもはや
「CO2イデオロギー」といってしまっても過言ではない。本書の端々に「孤軍奮闘」という言葉が使われているが、
これは良識ある科学者達がわずかな研究費で黙々と客観的な科学研究を追求してきた姿勢への評価である。
彼らの貢献がなければ、地球温暖化というフィクションが「常識」として刷り込まれていたかもしれない。
筆者は日本のマスコミが真実を報道するという役割を全く放棄しているとも指摘しており、その姿勢は辛辣である。
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気候変動とエネルギー問題 - CO2温暖化論争を超えて (中公新書)
炭酸ガスが地球温暖化の元凶だとするIPCC説が、実は捏造されたデータを根拠としていることを懇切かつ分り易く解説、炭酸ガス排出量取引という
ナンセンスなものに突っ込んでいる日本政府と産業界の見識のなさを指摘、これらのために日本全体で費やしている年間1兆円の無駄遣いを10年間
止めるだけで東日本大震災の復興のための増税が不要となるとしている。
一方で化石燃料の代替として位置づけられている原子力つまりウランの可採埋蔵量も化石燃料と同等量しかないことを説き起こし、究極のエネルギー源である核融合技術が完成するまでのつなぎとして、バイオマス、太陽光を一次エネルギーとし電気又は水素を二次エネルギーとするシステムを
応用することとし、放射性廃棄物処理という多大は環境負荷を伴うエネルギーの利用はできるだけ抑える、といった未来への明確なエネルギー政策までも示唆した稀有の良著である。ぜひとも政府関係者・一般国民を問わず広く読まれることを望むものである。
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