昭和40〜50年代の司法試験受験生は、多分一人の例外もなくこの本のお世話になったのではなかろうか?
ダットサンの語源は知らないが、多分、日産の小型乗用車の名前から来ているのではなかろうか?我妻民法全集のあまりの膨大な量に圧倒され、第一巻「総則」の「人」で挫折してしまった小生は、こちらにシフトした。
しかし、今度は、あまりに簡潔すぎて行間を読めるほどの実力のない受験生には、暗号の解読をするような事態に陥った。
結局、有斐閣の叢書を基本書にし、コンメンタールで補充したが、ようやく、このダットサンに戻った時に理解できた(と主観的に思った)年に最終合格した。
安直なマニュアル本で「考えることを放棄する」受験では、合格後に苦労するだけだ。
ぜひ、この本を理解できるよう、考えに考え抜いてほしい。
(36期司法修習生)(弁護士)