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民族はなぜ殺し合うのか―新ナショナリズム6つの旅
 
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民族はなぜ殺し合うのか―新ナショナリズム6つの旅 [単行本]

マイケル イグナティエフ , Michael Ignatieff , 幸田 敦子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,885 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

殺人を正当化し、美化する民族主義とは。この旅を通してコスモポリタンである作家の世界観は無残に崩れ去った。冷戦後に出現した民族間の絶望的な争いの地を訪れ、あるがままを綴った出色の報告書。

内容(「MARC」データベースより)

冷戦終結後に訪れたのは平和ではなく、民族間の絶望的な争いだった。この予期せざる事態はなぜ起きたのか。BBCの番組でレポーターを務めた著者が体験を踏まえてつづった出色の報告書。

登録情報

  • 単行本: 362ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1996/03)
  • ISBN-10: 4309202586
  • ISBN-13: 978-4309202587
  • 発売日: 1996/03
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 521,446位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
昨年、ベネッセの受験雑誌で抜粋を読み、この春に本を買った。抜粋は、大学入試に出たバルカンに関する一節で、文中の「過去が現在を決定するというよりは、現在が過去を操っている」に留意しながら自由に意見を述べよという問いだった。これを、受験雑誌の担当者が段階を踏んで解説していて「考える道筋」を示してくれ、面白かった。

いざ本を開いてみれば、固有名詞や団体名が山と出てきてくらくらしてしまうのだが、肝心なのは名前ではなく考察だ。nationの訳し分けも興味深く、考える糧になる文章が随所にある。短い例を挙げるなら、「不当な攻撃性は真実を認めないことに始まり、暴力は罪の意識に起因する」(P50) 「彼らは、相手との比較においてしか自己確認できなくなる」(P33) 英語版を開いてもめまいがするばかりだろうが、印象深い考察は原文も知りたくなる。
この本の魅力は、著者がいつも自問し、迷っているところにあるのだと思う。答えの出ない「なぜ?」なのだ。だから僕らも、自分なりに考えようという気になる。イグナティエフの他の本にも挑戦したい。

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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:単行本
確かに文章も構成も難解である。

冷戦後に訪れた、民族間の悪意の連鎖を簡単に知りたいと思う人には、

荷が重いかもしれない。しかしそもそもこの殺し合いを簡単に分析すること自体

不可能であり、ある程度の難解さは覚悟すべきだと思う。

たとえばユーゴを見ても、単純に「どっちが悪い」と言い切れない。

そう考えれば、本書をふうふう言いながら読むぐらいでないと、

まさに「民族がなぜ殺し合うか」はわからないと思う。

骨は折れたが、素晴らしい本だった。
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