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民事訴訟法判例百選 第4版 (別冊ジュリスト 201)
 
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民事訴訟法判例百選 第4版 (別冊ジュリスト 201) [ムック]

高橋 宏志 , 高田 裕成 , 畑 瑞穂
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

民事訴訟法の理解に不可欠な最重要判例を精選,分類・整序し,簡潔・的確に解説する最新決定版。近時の重要判例を多数追加し,項目によっては4頁組に改め解説をさらに充実させたものもある。旧版同一項目についてもすべて新執筆者による解説に改めた。

登録情報

  • ムック: 280ページ
  • 出版社: 有斐閣; 第4版 (2010/10/6)
  • ISBN-10: 464111501X
  • ISBN-13: 978-4641115019
  • 発売日: 2010/10/6
  • 商品の寸法: 25.8 x 18.2 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2003年12月の第三版から約7年ぶりの改訂です.
はしがきによると、以下の編集方針が採られています.

(1)判例の数を精選.
本書には、見開きが117件+アペンディクスが43件の計160件の判例が収録されています(前回まであった国際民事訴訟は収録範囲から除外されました).
なお、見開きのうちの6件(法律上の争訟・争点効など)は4頁にわたっての解説です.
ちなみに、類書である判例講義 民事訴訟法(第二版・2010・悠々社)は205件(国際民事訴訟8件含む)を収録しています.

(2)リーディングケースとなる判例の収録.
一例を挙げると、将来給付の訴えにつき、本書は、「大阪国際空港事件(S56年)」を採用しています.
他方、判例講義では、「横田基地訴訟事件(H19年)」が収録されています.

(3)学部・院での使用を想定し、また執筆者を学者に限定.
まず、執筆者に関しては、前回に比べ、新堂先生・青山先生・福永先生・故井上先生等が退かれました.
また、新たな旧版同一項目についてもすべて新執筆者による解説に改められています(他の百選では稀に旧版と新版で解説に変化がない場合があります).

解説自体は種々のものがありますが、やはり民事訴訟法を学ぶ上では、必携の一冊といえます.

なお、第三版につき民事訴訟法判例百選 (別冊ジュリスト (No.169))
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Redwing
個人的に百選でおすすめなのは
刑訴>会社法>民法>民訴>行政法>憲法>刑法>手形小切手法
の順番である。憲法以下は特に解説のバラつき(分析の視点が解釈学を超えていたり、
立脚する学説の立場が統一されていないなど領域毎の特性も大きいが)があり
ある程度自分で「斬って捨てる」ことができないと振り回されて学習効率が落ちることも
あるかとおもう。学生向けに編まれた類書を使うことも検討されていい。

さて民訴である。刑訴百選が「とりあえずこれを読まないと話にならない」定本であり、
解説も実務を強く意識して使える記述が多いのに対し 民訴百選は4版になって判例選択の面では
リーディングケース中心の先祖返りを果たしており、解説も基礎理論の面を重視し、
当該事案の判例の文脈・変遷を眺めつつ、未だ定説をみない理論上の問題点の指摘をしている
もの等が多い。民事訴訟法が理論重視の法領域である側面は良く見えるものとおもう。
それゆえ、「はしがき」に書かれている編集方針がたしかに実現されている手触りではあるのだが
学習の初期段階から用いるにはやや高度に過ぎる面も否定できない。
つまり、条文と判例をきっちり押さえることが、ほとんどの人にとって第一の目標になるところ
本書は「その先」へと読者を誘う。読後に高橋「重点講義」等にすすむならば
相性はバッチリといった感じなのだが、万人に薦められるかというと疑問符が残るところである。
並の頭の持ち主ならば、藤田「講義民事訴訟」等を梯子にして、判例講義あたりを潰すほうが
試験の点数をとる観点からは、効率が良い場合もあるだろう。

新司法試験を視野に入れた読者であれば、条文・判例の「その先」で思考を練る必要も高いだろうし
最終的には☆5つで押さえる価値がある一冊であるが、条文・判例をきっちり押さえる段階の読者
であれば☆3〜4という感じで読みにくさを感じることもあるとおもわれる
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By chiyuu
○判例百選は学習上基本的な判例をフォローするためのものであり、
重要な判例を丁寧に読むという点で、厳選は積極的に評価できると思う。
足りないものはLEX等で検索すればいくらでも読めるのだから。

○また、リーディングケースを中心にした点についても、
リーディングケースの事案や判旨をじっくり考えながら読むことは大変有益なことであるし、
これを読まないことには最新判例にも対応できないのだから、やはり積極的に評価できると思う。

○そして、学習上有益なものがアペンディックスから本編に振り替えられており、
この点も良い点だ。

●逆にマイナスだと思うのは、解説者が研究者にほぼ限られていることだ。
そして、事案の具体的な解決や、判決理由の射程等にそれほど言及せず、
一般的理論的なテーマについての叙述に終始する「解説」が多いように思う。

「はしがき」でも、平成8年民訴法や昨今の判例の進展に実務家の功績があることを認めつつ、
百選は大学での学習上の教材だからという理由(?)で、執筆者は研究者に限ったとされている。
たしかに民訴は理論的な色彩が濃い科目ではあるが、他方で訴訟法は「百聞は一見にしかず」という面もある。
それに、実務家だから理論の解説ができないなんて筈はない。
現行民訴法の争点整理や集中証拠調べ、進行協議、和解といった手続の実態を踏まえて、
実のある解釈論をするためには、日々現場に関わっている実務家の解説がぜひとも欲しいと思う。
結局この百選は、表紙は新しくなったが、中身は旧態依然とした「学者の論点集」といった感を否めない。
この点で、星3つという中間的な評価にさせて頂いた。
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