著者は、医師の経験から医療制度改革を目指して立候補した人物。
2007年に無所属で参議院選挙に立候補したが惨敗。2009年には参議院静岡補選で民主党の公認を得て立候補して当選した。(ちなみに、数ヶ月後に行われた2010年の参議院本選挙では惨敗)
本書は、2009年の選挙について、民主党から公認をもらえた頃から当選するまでを、ざっくばらんな筆致で記述している。無所属で戦った選挙に比べて、民主党の選挙はいかに組織立っていて時間配分も分単位であるかが書かれている。
私は本書を読んで次のように感じました。
(a) 政策を訴えたいと言う筆者も結局は完全なドブ板選挙であり握手や名前の連呼で当選している、こんな方法でいつまでも議員を選んでいていいのか
(b) 公職選挙法は形骸化した規制ばかりであり、根本からみなおさなければならないのではないか
(c) 昨年は民主党へのものすごい追い風が吹いていたことが思い出される、民主党への支持が1年足らずでこんなに変化したことに驚嘆する
すごくためになることが書かれているわけではなく、「ヒミツ」も特に書かれていない。
しかし、なかなか軽妙なタッチで書かれた本であり、読み物としてはまあまあおもしろいので読んでもいいかもしれません。