第1章〜第3章では、多くの民主党議員及び国会関係者への取材に基づき、西松建設事件の発生から、小沢氏の代表辞任、新代表の選出までの流れを細かく描いています。
第4章以降は民主党の個別の政策について書かれていますが、「年金問題」であれば、「長妻氏によると世界の年金改革の流れは三つあり・・・・・・・」というように、
民主党の中でも、その道のプロといわれる人の口を借りての説明が多く見受けられます。
この本を読むと、今回の選挙での民主党の勝利は確かに「全員野球の勝利」だったことが納得できます。
例えば「民主党はまだまだひ弱では?」というと「剛腕小沢がいる。」、「本当に官僚をコントロールできるのか?」というと「菅氏が実績を挙げているではないか。」
「党内がバラバラで中心となる理念がないのでは?」というと「鳩山党首の友愛という旗がある。」、「自民党よりクリーンとはいえないのでは?」というと
「岡田氏ほどクリーンな人はいない。」というように、それぞれのキャラクターが補い合い民主党全体のイメージアップとなっているようです。
各議員の話言葉や会話文が多く、アメリカの政治小説(ボブ・ウッドワード等)を読むようで、大変面白く読めました。