鳩山内閣9か月で何が起きたのかという記録としてはまずまずの本。
7月の選挙前に政権後の出来事を振り返るにはぴったりだし(出版社の意図はそういうことだろうが)、それ以降も、鳩山内閣を検証する際にも十分な価値のある本だと思う。
ただ、おそらく新聞の政治面記事がベースになっているため、取り上げているテーマは新聞紙面をにぎわしたテーマにかたよっている。
普天間基地、政治とカネに多くの紙面が割かれているが、反面たとえば、去年の夏に民主党がいっていた政治主導がどうなったのかなどのような、あまり記事にはなりにくかったテーマは、ほんのわずかな記載しかない。
さまざまな現象の裏側を分析していくような本でもない。
新聞の縮刷を読みやすくまとめたような本と思えばよいだろう。