世界各国の政治体制をつぶさに検討して、民主主義のよりよい姿を模索する本。
まず、民主主義を多数決型とコンセンサス型に分ける。
多数決型は、少しでも多い集団が数に物を言わせて議決を通す。
その代わり、政権交代を前提としている。
コンセンサス型は、話し合いを重視して、出来るかぎり多くの人と意見の一致を見るように心がける。
従来は、イギリス型=多数決方が民主主義の理想とされており、コンセンサス型は失敗と見られてきた。
しかし、筆者はさまざまなデータを分析し、コンセンサス型のほうが優れていることを実証する。
本書はかなり本格的な研究書という感じであり、データや事実が無味乾燥に結構ずらずらと並んでいたりもする。
読む人は、本腰据えて読むべきだろう。
その代わり、読む価値はある。