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毛皮を着たヴィーナス (河出文庫)
 
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毛皮を着たヴィーナス (河出文庫) [文庫]

L・ザッヘル=マゾッホ , 種村 季弘
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 662 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

サディズムと並び称されるマゾヒズムの語源を生みだしたザッヘル=マゾッホの代表作。東欧カルパチアとフィレンツェを舞台に、毛皮の似合う美しい貴婦人と青年の苦悩の快楽を幻想的に描いた傑作長編。

内容(「BOOK」データベースより)

カルパチアの保養地で毛皮の似合う美しい貴婦人と出会った青年は、残酷なヴィーナスに足げにされ鞭打たれる喜びを発見する。二人はフィレンツェに旅し、青年は婦人の奴隷になる契約を結ぶが、彼女に接近するギリシア人の出現に新たな苦悩の快楽を体験する―マゾヒズムの性愛を幻想的な世界に昇華させ、サドと並び称されるザッヘル=マゾッホの傑作長編小説。

登録情報

  • 文庫: 235ページ
  • 出版社: 河出書房新社; 新装版 (2004/6/4)
  • ISBN-10: 4309462448
  • ISBN-13: 978-4309462448
  • 発売日: 2004/6/4
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 134,984位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
ヴィーナスの彫像に理想の女性を夢想し、自らの被虐的性愛の対象としてワンダに全人格を投影するセヴェリーン。ワンダは自ら自覚していなかった嗜虐性をあぶりだされるが、自分は女として男に傅きたいという欲求も持っている。そこにギリシア系の恋敵が現れ、さらなる被虐心を煽られ・・・という具合に、後のSM文学に大きな影響を与えたマゾッホのこの作品は、文学史上の金字塔というべき優れたものだ。「時代の衰えゆく生に実体験を喪失した世紀末文学の作家の宿命に徹した結果」という、訳者種村季弘の解説は実に的確だ。現代にも通じる何かを持った作品である。翻訳も読みやすく格調高い。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
生贄、殉教者、従僕、奴隷、契約書、生殺与奪権、異教徒、ギリシャ人など残酷で冷徹なマゾヒズムの原点が、毛皮、天鵞絨、羽飾り、血の通わない大理石の冷たい像の小道具によって煌びやかに演出される。「自分の愛する女に虐待され、裏切られたい、それも残酷であればあるだけ素敵なのです。それだって快楽なのですから!」と述べる主人公は、生まれつき毛皮が好きで、揺籠時代から、超官能的な人間で、思い出を遡れるかぎり、一時としてこの奇妙な悪癖のなかったときはなかったと述べ、十歳の頃殉教者伝に異様な興奮を覚え、恍惚にほかならないぞっとするような戦慄を感じていたと暫時告白を続ける。本書は1871年に著され、後に性科学者クラフト=エビングによって「マゾヒズム」が、サディズムと並んで異性に対する倒錯的衝動の一病理として概念化される基になった小説である。精神医学的、歴史的な関心もさることながら、小説としても古典が放つ魅力を十全に備えている。種村季弘の翻訳がその素晴らしさを一層引き立ててくれる。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者ザッヘル・マゾッホ。
いわゆる、「マゾ」の語源です。
恋い焦がれた愛しい女性に、踏まれ、鞭打たれ、
奴隷と蔑まれ、卑しいと罵られる。
そこにこの上もない恍惚とした快感が潜んでいるのです。
この『毛皮を着たヴィーナス』はマゾッホの実生活の投影として
成立した小説で、実際に同じようなことをしていた模様です。
いやはや、感服いたします。

マルキ・ド・サド(例えば『悪徳の栄え』)と併せて読みたい小説です。

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