本書に記載された出来事は50年前の中国で発生しました。
「事実は小説より奇なり」という言葉が浮かんでくるような内容です。
もしこれが小説であれば、そのあまりの悲惨さと救いようのない現実、それをひき起こした馬鹿馬鹿しいような理由に対して真実味を保てないと思われますが、これが現在も中国共産党政府がひたすら隠し続ける事実なのです。
4500万人もの人間を死に至らしめた「人災」は、類書である「マオ」「餓鬼(ハングリーゴースト)」により以前から公にされていましたが、本書によりさらに多面的に知ることができました。
予備知識がない状態で読み進めていくと、つまらない陰謀本の類に感じられるかもしれませんが、知っておくべき歴史として一読をお薦めします。