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比較制度分析序説  経済システムの進化と多元性 (講談社学術文庫)
 
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比較制度分析序説 経済システムの進化と多元性 (講談社学術文庫) [文庫]

青木 昌彦
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

世界と日本の経済システムはどう変わるか? 揺れ動くアメリカ型経済モデル。出口の見えない日本経済。多様なシステムを活用し、経済制度や企業組織をどう進化させるか。新しい経済学「比較制度分析」入門!

内容(「BOOK」データベースより)

アングロ・アメリカン型の経済システムは本当に普遍的なのか?多様なシステムの共存が経済利益を生むような「進化」とは?そして日本はどう変革すべきか?企業組織から国際関係まで、ゲーム理論、情報理論等を駆使して「多様性の経済利益」を追究する新しい経済学=「比較制度分析」の考え方を第一人者がわかりやすく解説する、最適の入門書。

登録情報

  • 文庫: 320ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/12/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062919303
  • ISBN-13: 978-4062919302
  • 発売日: 2008/12/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 仮面ライター VINE™ メンバー
形式:文庫
  
 「制度経済学」の歴史と理論を概観した『入門 制度経済学』において、ベルナール・シャバンス教授は、青木昌彦・スタンフォード大学名誉教授らが進化ゲーム理論等に依拠して切り拓いた「比較制度分析(Comparative Institutional Analysis) 」をバランス良く取り上げている。この講談社学術文庫として蘇った書物は、「比較制度分析のまだ発展途上にあった段階での作品」(学術文庫版へのまえがき)だが、「それだけにかえって正統派経済学に対する批判的問題意識などが、より鮮明に述べられている」(同)野心作かもしれない。

 確かに、私も購入した当書の初版は1995年で、以来13年あまりの歳月が流れている。だが、青木氏の展開する「多元的経済の普遍的分析」という方向性自体は今も肯諾できるし、何より「新古典派(正統派)経済学(=ワルラス均衡等)」の欠所を踏まえ、「経済主体の限定合理性」はもとより、「組織型の多型性」などといった視角に基づく、新たな分析手法は些かも色褪せていないと考える。とりわけ、「制度経済学」においては「組織」及び「情報」がポイントになるのだが、本書では「情報効率性」をキーとして「組織型」を提示する。

 ここで、「制度とは何か」について触れてみたい。「制度」を標準的教科書的に「個人間の諸関係を支配するルールの集合」(スロウイン・エッゲルトソン)と定義可能であるけれど、青木氏は「制度とは、人々のあいだで共通に了解されているような、社会ゲームが継続的にプレイされる仕方のこと」と概念化する。この「共通の了解=共有された予想」という一種の心理的側面を押し出すことで、「ルール」は文字通りの「法令規則」という意味を超え、「非公式な慣習」なども「制度化」され、一定の頑健性、保守性を持つようになるのだろう。
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