内容紹介
沖縄写真家シリーズ「琉球烈像」第3回配本、第2巻。海を抱き海に抱かれた島々の失われてゆく祭祀世界を、他の追従を許さぬ強度で捉えつづけた求道者の早すぎる死より10年。無名の肖像にその〈受視〉思想の核心を焼きつけたポートレイト集「情民」、永遠の若き日を生きる遺影のなかの夫と、それぞれの戦後を生きる残された妻の肖像が沖縄の戦禍を表象する連作「戦争未亡人」をはじめて集成する。
著者について
1938年、フィリピン生まれ。敗戦後、沖縄に引き揚げる。警察官を経て、写真家。93年、『神々の古層』で第43回日本写真協会年度賞、第12回風土研究賞、第14回沖縄タイムス出版文化賞、第28回沖縄タイムス芸術選賞写真部門大賞。第5回小泉八雲賞受賞。2000年没。