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毒草師
 
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毒草師 [単行本]

高田 崇史
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容説明

<毒草師>御名形史紋の推理が冴えわたる!名家・鬼田山家の人々が、施錠された離れから次々と失踪。古今東西の薬と毒に精通し、毒草師を名乗る御名形が、『伊勢物語』になぞらえて忌まわしき秘密を暴く。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

鬼田山家の先々代当主・俊春が撲殺した、一つ目の子山羊。以来、この家では「一つ目の鬼を見た」と言い残し、内側から鍵をかけて離れに閉じ篭る人間が相次ぐ。そして誰もが、そこから忽然と姿を消してしまうのだ。密室からの失踪事件として警察が動き始めたある夜、鬼田山家の長男・柊也が、自室で何者かに毒殺される。しかも、その場にはダイイング・メッセージが残されていた。捜査が暗礁に乗り上げた時、関係者全員の前に、突然、御名形史紋という“毒草師”を名乗る男が現れた。彼は一連の事件を『伊勢物語』になぞらえ、事件はほぼ100%解決したと言い放つが…。忌まわしき家伝の秘密が暴かれた時、新たな殺人が始まる―。「QED」シリーズ随一の傲岸不遜な男・御名形史紋が難事件に挑む。

登録情報

  • 単行本: 325ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2007/04)
  • ISBN-10: 4344013166
  • ISBN-13: 978-4344013162
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 566,518位 (本のベストセラーを見る)
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24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By AirWire
形式:単行本
「Q.E.Dシリーズ」に出てくるサブキャラクター“御名形史紋”が密室殺人の謎解きをします。

だからといって、本作は決して「Q.E.Dシリーズ」を読んでいなければ理解できない話ではありません。

きちんと独立した一遍の物語になっています。

が、伊勢物語のネタを仕込み、それを現代の殺人事件に絡める、といった手法は全く同じであり、

尚かつ現代の殺人事件の謎解きを、御名形史紋がその博覧強記ぶりを発揮して

まるで全て知っていたかのようにあっさりと解決してしまうといった設定も同じ。

ついでに言うと、現代の殺人事件がミステリーとしての出来映えという点でイマイチなのも・・・。

違うのは、桑原タタルが歴史上の怨霊や妖怪達の代弁者となってモノ語るのに対して、

御名形史紋は、作品中本人が言うとおり歴史にはそれほど興味はなくて(それでも凄いが)、

歴史に出てくる毒、あるいは歴史の含む毒、また、毒草そのものに関する知識を語る点でしょうか。

独立した作品ですが、言わば“姉妹作”のようなものですね。

しかし、「Q.E.Dシリーズ」の読者からすると、御名形史紋のキャラクターが本作では立ちまくっていて、

いまいち分かりづらいあちらの主人公の桑原タタルとのキャラの違いが本作を読むことで見分けが付くかも。

かなりエキセントリックな、愛すべき毒草師。個人的には豊川悦治さんあたりを脳内で充ててます。

「キャラクターを設定してしまってからストーリーが書かれている」ような印象ですが、

作者が御名形史紋を突き放すことに成功しており、また今後の見通しも分からないことから

“これは、こういうキャラクターの出てくる一回こっきりのお話ですよ”というような、

ある意味で潔さみたいなものも感じられます。

今や巨大になってしまった「Q.E.Dシリーズ」読者のための一服の清涼剤、

あるいは高田崇史ワールドの入り口としての読み切りものとして。
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形式:単行本
「QED神器封殺」に神山禮子の幼なじみとして登場した「毒草師」と称する御名形史紋が、主人公として登場!それだけでも興味を喚起する。期待は裏切られなかった。
密室事件の推理が日本の古典と絡められて展開されるパターンはQEDを継承している。
伊勢物語の時代にまで遡る家系の鬼田山家に起こった3度に及ぶ密室からの失踪事件。その都度「一つ目の鬼」を見たという証言が伴う。鬼田山家の複雑な人間関係というこれまたクローズドな世界での物語。「一つ目」の連想が、伊勢物語・ギリシャ神話につながり、一つの流れを生み興味深い。
医療業界向け出版社の編集者・西田真規が、悪戦苦闘の推理を展開する形でストーリーの回し手となり、御名形を引き込んでゆく。クールな御名形の颯爽とした登場で鮮やかに事件が解明される。
事件に並行し進行する伊勢物語に隠された意味の解明も、古典の読み方におもしろさを加えている。
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